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2026.09.25 07:00

株価急騰のインテルと高収益のエヌビディア、AI半導体株を分ける成長力と収益力の差

gguy - stock.adobe.com

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AI半導体市場では、エヌビディアが主導権を握り、インテルは後れを取っている。ところが、過去1年間ではインテル株の上昇率がエヌビディアを上回った。私は、その理由を競争上の成功ではなく、米政府による9.9%の株式保有とホワイトハウスの後押しに求める。私の見方では、投資家の期待を上回った銘柄は、期待を下回った銘柄よりも株価のパフォーマンスが良くなる。

では、両社の株価は2026年末までにどう動くのか。エヌビディアにはインテルよりはるかに高い期待が寄せられ、インテルに対する期待は低い。そこで、投資家の予想を上回る成長率と収益性を実現する可能性が高いのはどちらかを検討した。

生成AIで半導体市場の主役がCPUからGPUへ移る

1980年代の半導体市場では、急成長していたパソコン市場の中核をCPUが担い、CPUを供給するインテルが支配的な地位を占めていた。生成AIが脚光を浴びると、市場の重心は変わった。元はコンピューターゲーム向けに使われていたGPUで首位のエヌビディアが、半導体業界を主導するようになった。

エヌビディアはGPUを設計するが、自社では製造しない。インテルでは、パット・ゲルシンガー前最高経営責任者(CEO)が半導体工場の建設に多額の資本を投じる方針を進め、経営が苦しくなった。ゲルシンガーは2021年のCEO就任後、他社向け半導体を製造する事業へ資金を注ぎ込んだ。2024年までにエヌビディアがインテルを上回り、インテル株は60%下落した。この業績と株価の悪化がゲルシンガーの退任につながった。

エヌビディアはインテルより速く成長し、高い利益を上げている。2027会計年度第2四半期の決算では、売上高が前年同期比106%増の962億ドル(約15兆1996億円)、純利益が126%増の597億ドル(約9兆4326億円)となった。さらに、エヌビディアの最高財務責任者(CFO)は2028会計年度の売上高が約70%増えるとの見通しを示している。

インテルは政府出資の支援を受けて立て直しを進めているが、成長はエヌビディアより遅く、多額の損失を計上している。2026年第2四半期の売上高は前年同期比25%増の161億ドル(約2兆5438億円)で、15年超で最も高い伸び率となった。GAAP(米国会計基準)ベースでは約110億ドル(約1兆7380億円)の純損失を計上したことが、インテルの四半期報告書から分かる。両社の株価はいずれも過去1年間に上昇した。

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