ビットコインは、米連邦準備制度理事会(FRB)が2023年以来初めて実施した利上げをものともしなかった。一方でドルについては、ケビン・ウォーシュFRB議長にとっての悪夢が現実になりつつある。
ビットコイン価格は8万ドルに向けて再び値を戻しており、FRBのタカ派姿勢が強まればビットコイン価格の急落を招きかねないと懸念していた暗号資産アナリストを困惑させている。
一方、人気リアリティ番組『Shark Tank』で知られる投資家のケビン・オレアリーは、次の暗号資産サイクルに向けてポジションを組んでいるところだと語った。
ビットコインは、オルタナティブ資産(代替資産。不動産やプライベート・エクイティ、ヘッジファンド、コモディティなど上場株式・債券以外の投資対象)への配分のなかで、機関投資家が保有する金(ゴールド)に匹敵する構造的な位置を占めうる、というのがオレアリーの見立てである。そうなれば、ビットコイン価格は最大で76万ドルということになる。
「私は現場に戻ってきました。新しいポジションを買い、次のサイクルに賭けているところです」。オレアリーは暗号資産メディアのThe Blockにこう述べた。オレアリーはつい2019年までビットコインと暗号資産に極めて懐疑的であり、この技術を「ゴミだ」と呼んでいた人物である。
オレアリーは、ビットコインが最終的にはオルタナティブ資産への配分の1〜3%を占めうると予想し、機関投資家が保有する金を比較対象に挙げた。
そうなればビットコイン価格は25万3000ドルから76万ドルまで跳ね上がる可能性があり、上限のケースではビットコインの時価総額は15兆ドル(約2355兆円)に達する。
オレアリーによれば、いまの暗号資産投資は、どのブロックチェーンがどの分野で広く使われるようになるかを読む勝負になっている。なかでも証券取引所がブロックチェーンを採用することを、オレアリーは「決定的な転換点」と呼んだ。



