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2026.09.19 07:30

AI投資の寵児CoreWeave、借金依存の拡大路線に潜む失速リスク

Rafael Henrique - stock.adobe.com

現在の会社予想に基づくと、当期の営業利益のみでは支払利息をカバーできない見通しだ。2026年7〜9月期(第3四半期)について、経営陣は利息費用を8億6000万〜9億4000万ドル(約1340億〜1470億円)、調整後営業利益(一時的な費用や株式報酬などを除いて算出した営業利益)を2億〜2億6000万ドル(約310億〜410億円)と見込んでいる。利益が上限の2億6000万ドルに達したとしても、利払い費の下限である8億6000万ドルの3割ほどしか賄えない。

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とはいえ、打撃が及ぶのは、すでに結んだ契約よりも成長のほうだろう。この構造のもとでは、株主は株価の下落リスクを受けやすくなる。未完成の設備をまかなうために今後の株式発行に頼るとすれば、株価倍率(multiple。利益や売上に対して株価が何倍で評価されるかを示す指標)の低下や、株式価値の希薄化が生じるリスクがある。

CFOによれば、標準的な5年契約であれば、そのクラスターの建設に使った資産単位の借入(個別の設備を担保にし、その設備が生む収入で返す借入)は契約期間内に完済される。つまり、期間が終わった時点で、そのクラスターに借金は残らない。古い半導体も稼ぎ続けている。経営陣は最近、2029年まで続くA100の契約を結んだ。A100はエヌビディアが2020年にリリースしたAI向けGPUである。

CoreWeaveを守るもの、株主はどの兆しを見るべきか

守りの中心にあるのは、すでに結んだ契約である。2026年4〜6月期末の受注残は1042億ドル(約16兆2600億円)で、その半分以上は顧客への引き渡しが始まっている契約だ。直近のタームローンを組む前の5月時点で、経営陣は、契約収入で自動的に返済が進む借入とベンダーファイナンス(設備の売り手が代金の支払いを立て替える形の資金調達)を除けば、2029年まで満期を迎える債務はないと説明していた。

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まず見るべきは、2026年7〜9月期の決算である。利息費用が会社予想の範囲内に収まり、調整後営業利益率が四半期ごとに上向いて、経営陣が2026年10〜12月期に見込む10%台前半に近づいていけば、資金調達への懸念は薄らぐ。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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