みなさんは、職場で部下や同僚に「ありがとう」と感謝の言葉を伝えているだろうか。調査によると、感謝を伝えていない人は約24%にのぼるという。頑張ったのに感謝されないことで、仕事のモチベーションが下がり、退職を考える人までいる。「ありがとう」のたった一言がないばかりに、職場は深刻な状況になっているかもしれない。
オランダを拠点に人材サービスをグローバルに展開するランスタッドは、20〜60代の働く男女500人を対象に「職場や日常における感謝コミュニケーションに関する意識調査」を実施、そのなかから職場における感謝コミュニケーションの実態を公開した。

普段から感謝の言葉を伝えていない人は24.4%ということなのだが、理由を尋ねると、1位は「恥ずかしい・照れくさい」というものだった。2位は「忙しくて余裕がない」、3位は「話す機会がない」、その他「距離感が微妙」「仕組みがない」「言わなくても伝わると思う」など、一人前の大人とは思えない「言い訳」が並ぶ。

しかし、感謝すべきなのに、しないことの代償は大きい。職場で頑張ったのに感謝やねぎらいの言葉がまったくない状況が続いたらどう思うかを尋ねると、「会社やチームへのエンゲージメントが下がる」、「業務を必要最低限しかこなさなくなる(モチベーション低下)」、「自分は必要とされていないと不安・不満になる」という回答が多かった。
会社へのエンゲージメントや仕事のモチベーションが下がることも無視できないが、さらに深刻なのは、「転職や離職を具体的に検討し始める」という人が16.6%もいたことだ。じつは、いちばん多いのは「とくに影響はない」(34.8%)だった。それなら感謝を伝えなくても3割ほどはオーケーなのかと思えなくもないが、感謝に無関心な人は、他人に感謝を伝えようという気持ちも持てないのではないかと、ちょっと心配になる。

また、働くうえで誰に感謝されるといちばん嬉しいかを聞くと、1位は圧倒的多数で「直属の上司」となった。上司の「ありがとう」は非常に重いことがわかる。上司のみなさん、照れている場合ではありませんよ。
出典:ランスタッド 職場の感謝不足で16%が離職を検討。最も嬉しいのは直属の上司からの感謝(約4割)今年の勤労感謝ウィークはAI生成カードで社内に感謝の輪を
「上司からの感謝」を求める人が約4割!500名調査で見えた職場の本音と「ありがとう」の経営インパクト



