アップルのリークの中でも特に大きな注目を集めたものの1つが、iPhone 4の発表を控えた時期に起きた。どんなスマートフォンでも、テストの一環として研究室の外へ持ち出し、現実の環境で試す必要がある。iPhoneも例外ではない。このケースで異なっていたのは、カモフラージュされたiPhone 4がカリフォルニア州レッドウッドシティのバーに置き忘れられたことだった。
本稿は、スマートフォン時代を形づくった出来事を振り返る「30 Days of iPhone」の8日目の記事である。
史上最大のiPhoneリーク
その端末は最終的に、有力テクノロジーサイトの1つであるGizmodo(ギズモード)の手に渡り、同サイトはアップル未発表のスマートフォンについて報じた。iPhone 4は新たなデザイン言語を採用し、前面と背面をガラスで覆ったフラットでインダストリアルな外観、アンテナを兼ねるステンレススチール製フレーム、そしてiPhoneとして初めての前面カメラを備えていた。
Gizmodoによる報道は2010年4月19日に始まった。アップルが世界開発者会議(WWDC)の初日である6月7日に正式発表を行うまで、WWDCまでの3週間で新型iPhoneの秘密の多くが明かされることとなった。新型スマートフォンの詳細の大半が事前に公表されてしまう今日の世界とは異なり、iPhone 4は、最高経営責任者(CEO)がステージに登壇するまで情報を伏せておくことが可能だった時代に発表された。
かつてとは一変したiPhoneのリーク
iPhone 4のリークは、スマートフォン報道における転換点であり、発売前の画像、スペック、リーク情報の追求が本格化した瞬間を象徴している。スティーブ・ジョブズは新型スマートフォンを軽妙に紹介し、その年の驚きが詰まった綱渡りのようなプレゼンテーションに先立ち、「これまでに見たことがあるなら止めてほしい」とユーモアを交えて語った。今日の世界では、画期的な製品発表を前に、私たちはそのすべてを目にすることになる。
本稿は「30 Days of iPhone」の8日目である。昨日は、アップルの「There's An App For That」キャンペーンを取り上げた。



