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2026.09.19 16:00

グーグルの音声AI「Gemini 3.8 Live」、10分約36円で企業の顧客対応自動化を後押し

keBu.Medien - stock.adobe.com

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グーグルは米国時間2026年9月15日、新しいAI音声モデル「Gemini 3.8 Live」と「Gemini 3.8 Live Extended Thinking」を発表した。企業の業務コストを大きく変える可能性がある。

Gemini 3.8 Liveを使うAIエージェントは、利用者との自然な会話を続けながら、依頼された作業も並行して進められる。従来は費用が高すぎる、時間がかかりすぎる、処理が複雑すぎるといった理由でソフトウェアによる自動化が難しかった業務でも、採算が合う可能性が出てくる。グーグルの試算では、10分間の会話にかかる費用は約0.23ドル(約36円)だ。

会話と作業を並行し、複雑な顧客対応の自動化を広げる

グーグルが発表したのは2種類だ。Gemini 3.8 Liveは大量の会話を高速かつ低コストで処理するために設計され、Gemini 3.8 Live Extended Thinkingは難度の高い依頼向けに設計されている。開発者は両モデルをすでに利用できる。企業向けAIプラットフォーム「Gemini Enterprise」では、一部企業を対象に両モデルが試験提供されている。

両モデルは単に質問へ答えるだけではない。グーグルによると、会話を続けながら情報を調べ、必要な作業も完了できる。電話口の利用者は、AIが作業を終えるまで無言で待つ必要がない。

97言語を切り替え、異なる言語を話す顧客に対応

両モデルは会話の途中で97言語を切り替えられるため、同じAIエージェントが異なる言語を話す顧客に対応できる。カスタマーサービスでは、AIエージェントが1回の会話中に顧客の本人確認を行い、注文状況や保証内容を調べ、交換品を手配し、社内記録を更新するまで、一連の手続きを進められる可能性がある。

複雑な依頼には自動音声電話システムが対応しにくいため、こうした業務は人が担うことが多い。その結果、顧客は同じ説明を繰り返したり、あらかじめ用意された選択肢しか選べない音声メニューで行き詰まったりする。活用先はコールセンターに限らない。機器を点検する技術者の診断支援、営業担当者の会議日程調整、中小企業の予約管理やフォローアップの電話にも使える。いずれも、これまでは自動化が難しいか、費用が高すぎる業務だった。

次ページ > 低コスト化で、これまで採算が合わなかった通話も自動化対象に

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