ウクライナからの報告。1662日目。
ポーランドとの国境近くで旅客列車にドローン攻撃
ウクライナとポーランドの国境にあるヤホディン―ドロフスク検問所付近のヤホディン駅で9月13日、キーウとワルシャワを結ぶ旅客列車の機関車がロシアのドローン(無人機)で攻撃された。直前にはボリス・ジョンソン元英首相を含む欧州の要人らを乗せた列車が同駅を出発していたほか、攻撃時にはデービッド・ペトレイアス元米中央情報局(CIA)長官を乗せた別の列車が駅構内にとどまっていた。
ウクライナとポーランド・欧州連合(EU)との主要な連結路のひとつであるこの国境検問所は、旅客や貨物の輸送、ウクライナへの物資運搬に利用されており、外国の政府関係者や国際代表団がキーウを往来する際の主要経路にもなっている。今回の攻撃を受けてポーランドでは、北大西洋条約機構(NATO)の領域付近のインフラを狙うロシアの攻撃にあらためて懸念が高まった。
オデーサなどでも被害続く
南部の都市オデーサに対するロシアの12日の攻撃では、ドローンが集合住宅を直撃し、2人が死亡、26人が負傷した。地元当局によると13日朝にも攻撃があり、少なくとも5人が負傷した。
一連の攻撃により、市内各地の集合住宅や民間インフラに被害が出た。オデーサ州に対するロシアの攻撃は、港湾インフラや、ウクライナと国際市場を結ぶ輸送ルートを狙うケースが増えている。今月は複数の港湾施設のほか、ルーマニアとの国境検問所もロシアの攻撃で損傷した。
ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領によると、ロシアが12日に発射したドローンの数は500機近くにのぼり、キーウやオデーサのほか、中部のジトーミル、南部のザポリージャ、クリビーリフなども攻撃された。各地の当局の発表によれば、全土で民間人少なくとも6人が死亡し、43人が負傷した。
ウクライナはロシアの製油所2カ所を攻撃
ロシアがウクライナの民間インフラや住宅地域を攻撃目標にする一方、ウクライナはロシアの製油所をはじめ、ロシアの戦争遂行を支える施設をさらに攻撃している。
ウクライナは12〜13日の夜、ロシアの主要な製油所2カ所を攻撃した。国境から1000km以上離れたタタールスタン共和国のニジネカムスクにあるタネコ製油所と、クラスノダール地方のスラビャンスク・エコ製油所だ。



