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2026.09.18 14:00

S&P500企業の7割近くがAI導入、だが効果を継続的に追跡する企業は「わずか2%」

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米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミスト、トーステン・スロックの分析によると、S&P500(米国を代表する大企業500社で構成される株価指数)の構成企業のうち約69%が、AIを実際に業務で稼働させている。ところが、その効果を継続的に追跡している企業は約2%にすぎないと、スロックは指摘する。

S&P500の7割がAIを導入、効果を測り続ける企業は2%

スロックは米国時間9月8日にアポロ・グローバル・マネジメントのブログ投稿で、2026年4〜6月期(第2四半期)の決算を分析した結果、S&P500企業の69%がAIを実際に業務で稼働させていると述べた。1〜3月期(第1四半期)の64%から上昇している。

しかしスロックは、多くの企業がAIの効果を数値で示していないと主張した。AIによる成果を数値で報告しているS&P500企業は29%にとどまり、同じ指標を継続的に追跡して報告している企業はわずか2%だという。

スロックによると、AIの効果を独立した重要業績評価指標(KPI)として報告しているS&P500企業も、損益計算書にAIの項目を別に立てている企業も、1社もない。

スロックは、大企業のAI活用の成果を開示情報から調べている調査サイトであるThe AI Value Gap(AIバリュー・ギャップ)のデータも引用した。それによると、2026年4〜6月期末の時点で「実際に得られた定量的なAIの成果を、一つでも示せる」大企業は約30%にとどまる。The AI Value Gapは「AIの価値は、いまなお大半が主張されているだけで、証明されてはいない」としている。

「もはや問われているのは、誰がAIを導入しているかではない。誰がROI(投資利益率)を証明できるかだ」とスロックは書いている。

7〜9月期(第3四半期)の決算発表を経て、AIの導入や、AI関連の指標の報告が増えるかどうか。スロックが追跡した指標の多くは、1〜3月期から4〜6月期にかけて上昇した。たとえば、AIに関する計画を公表しているS&P500企業の割合は68%から74%に上がった。AIによる成果を数値で報告している企業の割合は26%から29%に、指標を継続的に追跡している企業の割合は1%から2%に、それぞれ上昇した。

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翻訳=酒匂寛

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