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2026.09.17 12:04

2026年アメリカン・ウイスキー・マスターズが選んだ「世界最高のバーボン」

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1カ月ほど前、筆者は「2026年スコッチウイスキー・マスターズ」の結果と、そのコンペティションの結果がこれほどまでに大きな影響力を持つ「理由」について報じた。詳細はこちらで確認できる。端的に言えば、これは「グローバル・スピリッツ・マスターズ」と呼ばれる、より広範な審査会の一部である。英国の一流の審査員たちが年に数回集まり、市場に出回っているトップ製品をブラインド・テイスティングで評価・査定するものだ。

確かに、これらのトップテイスターの大半はグレーター・ロンドン(大ロンドン)出身である。しかし、だからといって彼らがアメリカン・ウイスキーの専門家ではないということにはならない。実際、彼らの洗練された味覚は、仕事上の必要性から世界中のあらゆる場所から集まる何百ものウイスキーに日常的に触れている。過酷な仕事だが、誰かがやらなければならないのだ。

それでは、彼らが2026年のアメリカン・ウイスキー部門において「テイスト・マスター(最優秀賞)」として称えたボトルを詳しく見ていこう。これは、特定のカテゴリーにエントリーされたすべての製品の中で、最高ランクに位置づけられた原酒のことだ。このボトルを開けるのは非常に興味深い。なぜなら、日常的にバーボンを嗜む人の大半は、このブランドの名を聞いたことがないはずだからだ。そして、この特定のボトルを味わったことがある人は事実上皆無である。というのも、まだ正式にリリースすらされていないのだ。それが、フォリー・ファミリー・ワインズ&スピリッツの「アンパサンド・アウレウス(Ampersand Aureus)」だ。

まず、この生産者の背景について説明しよう。「アンパサンド」は昨年後半、マスターディスティラー(蒸留責任者)であるチップ・テイト(Chip Tate)の優れた職人技によって誕生した。彼はテキサス州でウイスキーブランド「バルコーンズ(Balcones)」を立ち上げ、現代のレジェンドとなった人物だ。今回のプロジェクトで、彼はフォリー・ファミリー(Foley Family)から白羽の矢を立てられた。この一族は、多くの人気ワインブランドや、受賞歴のある別のバーボンブランド「チャールズ・グッドナイト」、ニュージーランドにある素晴らしいルレ・エ・シャトー(Relais & Châteaux)加盟のプロパティ、そしてNHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)のベガス・ゴールデンナイツを所有している。

テイトはフォリー・ファミリーのウイスキー・イノベーション部門の責任者を務めており、アンパサンドはその担当領域の一部にすぎない。しかし、この特定のボトルにおいて、彼はコロラド州パリセードにある、現在は閉鎖されたピーチストリート蒸留所(Peach Street Distilling)のハイライ・バーボンを使用し、自身がスペインで厳選したオレンジワインの樽(ビノ・デ・ナランハ樽)で追加熟成(フィニッシュ)させた。ラベルに熟成年数の表記はないが、このフィニッシュ工程は1年半以上に及ぶことが確認されている。

甘口の酒精強化ワインの影響を強く受けたことで、驚くほど豊かで深みのあるバーボンに仕上がっている。予想通り、味わいにはオレンジマーマレードやシトラスピールの強い要素が感じられる。しかし、アルコール度数121.8プルーフのこのスピリッツには、それ以外にも予期せぬ心地よい魅力がたっぷりと詰まっている。香りは塩キャラメルのような濃厚な甘さがあり、一口ごとにゆっくりと、そして心地よく余韻を残しながら、最終的には煮詰めたダークフルーツのような味わいへと変化していく。

その魅力は容易に理解できる。しかし、手に入れるとなると話は別だ。前述の通り、本稿執筆時点でアウレウスはまだ店頭に並んでいない。同社のウェブサイトの「Shop Now」ページの下には、「coming soon」としか表示されていない。発売日を迎えた際の小売価格は75ドル(約1万円)に設定されている。

それまでの間、テイトの才能を存分に発揮したアンパサンドの他のボトルもいくつか存在する。その多くは簡単に分類できないものばかりだ。すでに完売しているものも2、3ある。そして、ケンタッキー・ストレートライ・ウイスキー75%とコニャック樽で熟成されたグレーン・スピリッツ25%をブレンドした「ヴィネア(Vinea)」を含め、そのすべてがそれぞれに称賛に値する仕上がりとなっている。

それでも、アウレウスがその中でも最高傑作であるという根拠はある。アメリカン・ウイスキー・マスターズがそれを示してくれたのだ。ボトルが発売される瞬間に備え、同ブランドのウェブサイトをこまめにチェックし続けるしかない。発売されれば、瞬く間に完売することは間違いないからだ。

forbes.com 原文

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