会社に勤めながら副業をする人が増えている。生活のために仕方なく2つの仕事を掛け持ちしなければならない事情は理解できるが、体がもつのだろうか、どちらの仕事も中途半端にならないだろうかと心配になる。ところが、実際に副業を経験した人の約9割は、外野の余計な心配をよそに、副業から給料以上の成果を感じて張り切っていることがわかった。

DXサービス事業やレンタルスペース事業などを展開するジー・ブーンは、20〜50代の副業経験のある会社員330人を対象に「副業が本業に与える影響に関する実態調査」を実施した。それによると、副業が本業に与える影響について、「良い影響を与える」と答えた人が89.4%にのぼった。
副業を始めるきっかけは、7割以上の人が収入を増やすためだと答えている。スキルアップ、自己実現、キャリアの選択肢を広げるなど、給与以外の理由を大きく引き離した。とにかく最初は「お金」だ。

しかし副業を行ってみると、その経験が本業に役立つことがわかった。74.8%の人がそう実感している。どんな経験が役立ったのか、多い順に並べると、異なる業界や職種の視点やアイデアの獲得、専門的な知識や技術の習得、コミュニケーション力の向上、時間管理やタスク管理能力の向上、社外の新たな人脈やネットワークの構築、課題解決力や企画力の向上となった。

本業への「良い影響」の内容を具体的に聞くと、新たなスキルや知識の本業への還元がもっとも多く、続いて、本業に対するモチベーションの向上、視野の拡大や新たなアイデアの獲得、社外コミュニティーがあることによる心理的な安心感、本業に対する感謝や帰属意識の向上、社外での新たな人脈やネットワークの構築などだ。



