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2026.09.17 11:00

ロビンフッド株が5%下落、従業員2人が暗号資産取引の詐欺で起訴

Thomas Fuller/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

Thomas Fuller/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

暗号資産や株式の取引プラットフォームを展開するロビンフッドの株価は米国時間9月16日に5%以上下落し、2週間ぶりの安値を付けた。同社の従業員2人が不正な暗号資産取引でそれぞれ5万ドル(約800万円)以上の利益を得たとして起訴されたことが背景にある。

米東部時間午後2時30分現在、ロビンフッドの株価は約5.3%安の104.59ドルで推移している。9月上旬に記録した8カ月ぶりの高値から下落し、同社株にとっては2週間ぶりの安値となった。

今年初めに115ドル前後で取引されていたロビンフッド株の年初来騰落率はマイナス6.7%だ。今年は同社にとっては波乱の展開となったが、2021年の上場以来では約177%上昇しており、25ドルを下回って推移していた3年以上にわたる低迷期をすでに脱している。

暗号資産の上場情報を悪用か、ロビンフッド社員2人を詐欺で訴追

ロビンフッドの従業員であるヘフー・チャイ(36歳)とフアイソン・シアン(30歳)の両名は、機密情報に基づいて暗号資産取引を行った疑いで15日に米司法省から詐欺罪で起訴された。

検察当局は、この2人がトークンの公開に関する非公開情報を利用して「無期限先物」を取引し、ミームコインやHyperliquidとして知られる分散型取引所を通して不当な利益を得ていたと主張している。無期限先物は、暗号資産などの原資産を持たないまま、値上がりや値下がりに応じて損益が出る取引ができる金融派生商品で、通常の先物取引とは異なり満期がない。

両名はロビンフッドにおいて「暗号資産関連情報に接する立場」に指定されていた。この指定を受けた従業員は「Robinhood Cryptoでの新規上場や上場廃止をロビンフッドが公表する前、および公表後24時間」は、ロビンフッドやその他のプラットフォームでの取引を禁じられている。

シアンの弁護士はフォーブスに対し、本人は起訴内容を否認していると語った。一方、ロビンフッドはフォーブスの取材に対し、社内でこの件を調査し規制当局に報告したことを認めている。

暗号資産を巡る過去の不正事件、刑期は禁錮8カ月から25年まで

2023年には、コインベースの元プロダクトマネージャーであるイシャン・ワヒがインサイダー取引により約150万ドル(約2億4000万円)の不当な利益を得たとして禁錮2年の判決を受けた。暗号資産金融サービス企業のゴットビットとその創業者であるアレクセイ・アンドリュニンも昨年有罪判決を受け、本人が連邦通信詐欺および市場操縦の罪を認めた後、禁錮8カ月の判決を言い渡された。だが、この中でも最たるものがFTXの創業者であるサム・バンクマン・フリードが2023年に受けた有罪判決だ。彼は詐欺や共謀など7つの罪状すべてで有罪となり、後に禁錮25年の判決を受けている。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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