AI

2026.09.17 11:30

ザッカーバーグとフアンがAI開発の減速に反論、失敗を回避する「インセンティブ」はすでに存在する

Wally Skalij/Getty Images

ジェンスン・フアンも開発減速に反対、新たな法律や規制も不要と明言

エヌビディアのジェンスン・フアンCEOも、セールスフォースの年次イベント「Dreamforce」に登壇した際に開発減速に反対する姿勢を示した。安全性とスピードを二者択一にすることは間違っており、「絶対にその両方を同時に実現できる」とも語った。さらに、「新しい法律は必要ない。新しい規制も必要ない」と付け加えている。フアンは市場の原理に言及し、企業は「市場から評価されるものをリリースする」自信が持てるまで、自らのペースで開発を進めるべきだと述べた。

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その前日には、フアンがイベント「All-In Summit」のステージでライブ出演中、AIの安全性への懸念を「でっち上げ」だとするドナルド・トランプ大統領からの電話に出る一幕もあった。トランプは、AIやデータセンターの建設に反対する人々は「それが実現するのを見たくない大勢の人々の思い通りに動いているにすぎない。我々はそんなことを許さない」と宣言し、これに対してフアンは「あなたの言う通りだ。我々はそんなことを許さない」と大統領に同調した。

ザッカーバーグがAIの「再帰的自己改善」競争を暗に批判、計算資源は利用者優先

ザッカーバーグの投稿は、アンソロピックやOpenAI、そして彼らが推進するいわゆる「再帰的自己改善(既存のAIモデルを使用して、より高度な新しいモデルを訓練・構築すること)」を非難しているように見受けられる。「再帰的自己改善への競争に走るのではなく、計算資源の大部分を人々に役立てるために投入することこそが、この技術を安全に開発するための最善の方法の1つだ。メタはこのコミットメントを果たしており、他の研究機関にも同じことができるはずだ」。

アンソロピックCEOが車の事故に例え、競合批判より自社改善を説く

週末にAIの安全性に関する警告を発し、トップ企業に対して最先端モデルの開発ペースを意図的に遅らせるよう促したアンソロピックのダリオ・アモデイCEOもDreamforceの基調講演に登壇した。セールスフォースのマーク・ベニオフCEOから自身の主張を説明するよう求められたアモデイは、事故を起こした競合他社を横目にみる自動車メーカーの例を挙げて説明した。

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「『あいつらは安全ではないが、我々は安全だ』とライバルを攻撃したくなるのは山々だが、より責任ある対応は、『ちょっと待て、まずは自分たちを見直そう』と言うことだと思う。我々は大きな注目を集めるような事故は起こしていないかもしれないが、それでも決して完璧ではないはずだ」。アモデイはさらに、これは「透明性への取り組みを再確認し(中略)安全性により多くの投資を行う」ための好機であり、業界の他の企業をまとめ、全員のための基準を設定する良い機会だと付け加えた。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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