絞り、シャッタースピード、ホワイトバランスなどを自分で設定できる写真コントロールも加わった。写真や動画の撮影をすべてiPhoneに任せるだけでなく、ユーザーが自らの意図や創意を反映させられる。
一方、写真コントロールを使わなくても、オート撮影ではiPhoneが被写体や光、動きに応じて絞りを選ぶ。プロ向けの自由度を備えながら、少し高度なカメラアプリのマニュアル設定を一般のユーザーにも扱いやすいインターフェースに落とし込んだところがアップルらしい。
「Pro」を忘れれば親しみやすさが見えてくる
カメラやディスプレイ、バッテリー駆動時間などにおいて、「より良い選択肢」としてiPhoneのProシリーズを選んできたユーザーは少なくない。ところが一般のiPhoneユーザーにはオーバースペックにも思える機能が並び、しかもスタート価格が20万円を超えるとなれば、いよいよProシリーズは自分が選ぶべきiPhoneではないのかもしれないと疑問を抱く人も増えるだろう。
しかし、iPhone 18 Proを選ぶ価値は、最上位モデルを所有する満足感だけでは説明できない。移動や外出が多いビジネスパーソンにとっては、電池切れへの不安や処理待ちの時間を減らせる。カメラを主にオートで使う人も可変絞りによって撮影できる場面や表現の幅が広がり、冷却性能の強化による安定した動作や、より長いバッテリー持ちの恩恵を受けられる。
もちろん価格を考えれば、誰にでも無条件で勧められるスマートフォンではない。それでも数世代前のiPhoneを使い続けてきた人ならば、今回の進化はカメラだけにとどまらず、処理性能やバッテリー駆動時間、コンテンツの表示・再生品質まで、モバイル体験全体を底上げするものとして実感できるだろう。
価格の高さと「Pro」という名前だけを理由に、最初から買い換え候補から外してしまうのは早い。いま新しいiPhoneへの買い換えを検討しているなら、iPhone 18 Proは積極的に比較すべき選択肢だ。
毎日、相棒のように接するiPhoneに対して、ユーザーが感じていた不安や妥協をひとつずつ小さくしている。20万円を超える「Pro」でありながら、意外なほど日々の暮らしに寄り添うスマートフォンであること。それがiPhone 18 Proの本質だ。
連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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