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2026.09.18 07:00

健康の点を線で捉える、新Apple Watch12「ヘルスセンシングシステム」の革新性

新規に開発された「ヘルスセンシングシステム」を搭載する2026年秋のApple Watch Ultra 4とSeries 12。より高精度な心拍計測が可能になる

新規に開発された「ヘルスセンシングシステム」を搭載する2026年秋のApple Watch Ultra 4とSeries 12。より高精度な心拍計測が可能になる

アップルが発表したApple Watch Series 12Apple Watch Ultra 4には、新しいヘルスセンシングシステムとApple S11チップが搭載された。心拍数を日中も5秒ごとに測り、心拍変動(HRV:Heart Rate Variability)の測定頻度は最大24倍になる。

数字だけを見ればセンサー性能の向上に見える。だが本当の変化は、Apple Watchが身体の状態を断片的な「点」ではなく、1日の中でよりきめ細かく連続的に捉えられるようになったことだ。

米アップル本社で、この進化に関わった4人のキーパーソンに話を聞いた。Apple Watch Worldwide Product MarketingディレクターのEric Jue氏、Hardware Engineering担当バイスプレジデントのEugene Kim氏、Health Sensing担当ディレクターのSteve Waydo氏、Apple臨床チームの医師Asha Chesnutt氏だ。

最新のヘルスセンシングシステムが目指したもの

最初にJue氏に対して、ヘルスセンシングシステムの開発の起点を訊ねた。Apple Watchは従来も心拍数やHRVを記録してきた。しかし日中の身体の変化や回復状態を読み解くには「データの密度」が足りなかったという。

「私たちは以前から、心拍数とHRVをもっと高い頻度で測定したいと考えていました。従来のデータ密度では、日中のバイタルや、新機能の準備度に十分な価値を持たせられる測定頻度を実現できていなかったのです」(Jue氏)

ヘルスセンシングシステムの革新を示す代表的な機能のひとつは、文字盤に表示できるリアルタイムの心拍数だ。watchOS標準の心拍数アプリを開けば、現在の値だけでなく直前の数分間の推移がきめ細かく可視化される。階段を上ったり、荷物を運んだり、あるいは愛犬と散歩したといった行動と、その時に心臓がどう反応したかを結び付けながら振り返ることができるのだ。

2026年のApple Watchが利用できる「準備度」アプリ。ユーザーの最近のアクティビティ、トレーニングの負荷、バイタル、睡眠スコアを分析し、1日の身体の状態を深く知るための情報を提示する。0から10まで1刻みのスコアは、「休養」「無理せずに」「準備完了」「絶好調」の4段階の評価を伴う
2026年のApple Watchが利用できる「準備度」アプリ。ユーザーの最近のアクティビティ、トレーニングの負荷、バイタル、睡眠スコアを分析し、1日の身体の状態を深く知るための情報を提示する。0から10まで1刻みのスコアは、「休養」「無理せずに」「準備完了」「絶好調」の4段階の評価を伴う
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編集=安井克至

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