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2026.09.15 09:00

株価6%急落でマイケル・デルの資産が減少、世界4位に後退

Anna Moneymaker/Getty Images

Anna Moneymaker/Getty Images

マイケル・デルは米国時間9月14日、フォーブスの『リアルタイム・ビリオネア・リスト』で4位に後退した。安全性への懸念を背景にAI開発の減速を求める声が上がったことをきっかけに関連株が売られ、デル・テクノロジーズの株価が6%以上下落したためだ。

米東部時間14日午前11時25分時点でデルの資産額は151億ドル(約2兆4200億円)減少し、フォーブスの『リアルタイム・ビリオネア・リスト』で4位に後退した。彼は先週、自身にとっての過去最高記録である2位に浮上していた。

同時刻のデル・テクノロジーズの株価は約6%安の533.15ドルで推移している。AIブームを支えるインフラ供給企業としての役割が投資家に評価され、11日には株価が11%以上急騰して過去最高値を記録するなど好調さを見せていたものの、広範なAI関連株の下落につられる形で大幅な下落となった。

同社の株価は今年に入って約321%上昇しており、それに伴ってデル個人の資産額(約41兆8200億円)も今年2倍以上に膨れ上がっている。

今回の下落は、アンソロピックのダリオ・アモデイCEO、オープンAIのサム・アルトマンCEOといったAI業界のリーダーらがAI開発の減速を訴えたことがきっかけとなった。これにより、米東部時間14日午前11時25分時点で、エヌビディアは約3%安、AMDは約5.5%安、インテルは約5.5%安、クアルコムは約2.5%安と売りが広がっている。

AI関連株の下落は世界にも広がった。ソフトバンク・グループの株価は10%以上下落したほか、オランダの半導体大手ASMLは約4%安、サムスン電子も4%以上の下落で取引を終えている。

AIの計算に必要なサーバー、ストレージ、関連機器などを手がけるデル・テクノロジーズは、各社によるデータセンター投資の拡大によって多大な恩恵を受ける。1日に同社が発表した2027年度第2四半期の売上高は前年同期比58%増の470億ドル(約7兆5200億円)と過去最高を記録し、AIに最適化されたサーバーの売上高も倍増して164億ドル(約2兆6200億円)に達した。これを好感した株価の上昇により、同社株の約40%を保有するデルの資産額は大幅に押し上げられ、8日には自身初となる世界第3位を、そしてその翌日には第2位を記録した。

先日デル・テクノロジーズが発表したAIサーバーの年間売上高見通しは740億ドル(約11兆8400億円)で、従来の600億ドル(約9兆6000億円)から引き上げられた。これは前年度に計上した250億ドル(約4兆円)のほぼ3倍にあたる。

9日にグーグルのラリー・ペイジを抜いて2位に浮上したデルだが、現在はイーロン・マスク、ペイジ、そしてジェフ・ベゾスに次ぐ順位となっている。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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