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2026.09.14 09:30

銅価格が急騰──世界の銅鉱山生産量、2017年以来初の年間減少となる可能性が浮上

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AIとデータセンターが銅需要を押し上げ、大手クラウドも鉱山会社に関心を示す

供給が伸び悩むのに対し、需要は急増を続けている。S&Pは銅需要が2025年の2800万トンから2040年には4200万トンへ50%増えると予測する。供給を大幅に増やせなければ、1000万トンの供給不足が生じる可能性があると警告している。

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読者の多くが承知しているように、AI(人工知能)は銅需要を押し上げる新たな要因だ。査読付き学術誌『Resources Policy』に掲載された最近の研究では、AIデータセンター建設に使われる鉱物の総重量で、銅が実に82%を占めるとされた。最大の用途は計算用ハードウェアではなく、電力網の送電・配電設備だ。

バンク・オブ・アメリカは、データセンター容量を1メガワット増やすごとに60~75トンの金属が組み込まれ、その大半は銅だと推計している。金属関連費用は、データセンター向け設備投資総額の5%未満にすぎない。つまり、金属価格が上がっても需要は落ちにくい。

資金の流れにも普段とは違う動きが見える。私の経験では、こうした資金の動きはしばしば重要な兆候だった。私の友人ロバート・フリードランドが創業した鉱山会社Ivanhoe Minesは、2026年9月8日、コンゴ民主共和国のWestern Forelands探鉱プロジェクトで、推定資源量に含まれる銅量を30%引き上げ、1200万トンとした。フリードランドによると、政府系ファンドやシリコンバレーの大手クラウド事業者(ハイパースケーラー)から連絡を受けている。鉱業界で45年働いてきた中で、これほどの関心は見たことがないという。

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銅の供給不足はまだ予測で、相場は関税を見越した取引が終わった後も上昇

ここで忘れてはいけない点がある。広く語られている銅の供給不足は、あくまで予測だ。精製銅市場の需給はほぼ均衡しており、月ごとに小幅な供給超過と供給不足を行き来している。ブルームバーグが提供する調査・分析ツール、ブルームバーグ・インテリジェンスのモデルでは、2025年と2026年はいずれも供給超過で、供給不足に転じるのは2020年代後半だ。

銅鉱山株も上昇している。フリーポート・マクモランは2026年初めから44%上昇し、Southern CopperとTeck Resourcesもそれぞれ約45%高だ。フリーポート・マクモラン自身の試算では、銅価格が10セント(約15円)動くごとに、年間EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が約3億9000万ドル(約593億円)変動する。

銅の供給量を簡単に増やせないのは、地質条件、掘削深度、許認可に要する時間、17.5年に及ぶ開発期間が制約になるからだ。こうした条件は、銅相場が上昇しても変わらない。

だから、今回の銅高を関税のせいだと思い込まない方がよい。関税を見越した取引は、2025年夏に終わったように見える。

forbes.com 原文

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