アップルの秋のイベント後、ネット上では待望の折りたたみ型iPhone Duoに注目が集まっている。詐欺業者はすでに、新しいiPhone 18への買い替えを考える消費者を狙い始めている。
危険と判定されても遮断されない、偽のiPhone 18販売サイトがある
WhoisXML APIは、ドメイン名やIPアドレスなど、インターネット上の情報を調査・提供する企業だ。同社で詐欺に使われるドメインを調査するチームのアレクサンドル・フランソワによると、iPhone 18の購入ページを装ったフィッシングサイトがすでにインターネット上に存在している。
多くのセキュリティサービスでは、こうしたフィッシングサイトが危険と判定されている。ところが、ブラウザーやセキュリティ製品が危険サイトへのアクセスを遮断するために参照するリストには、まだ登録されていないページがあるという。このため、危険と判定済みのサイトでも、利用者がアクセスするとそのまま表示される場合がある。フランソワは「大半の利用者では、ページがそのまま表示されてしまう」と説明する。
アップルは通常、iPhoneの予約注文を金曜日に始めるが、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxは2026年9月12日の土曜日に予約注文を開始した。フランソワによると、多くの組織では土曜日になるとセキュリティ業務の人員が通常の半分以下になる。このため、予約開始前後に現れた詐欺ページが週末を越えて残る可能性があると警告している。
詐欺業者は、公式の情報を使って正規サイトを装った偽サイトを構築
iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxを装うフィッシングサイトは、正式発表より前から現れていた。フランソワによると、米国時間2026年9月9日のアップルイベントの少なくとも2週間前には、すでに確認されていた。
偽サイトの一例には「今すぐ購入」ボタンが設けられていた。iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxがまだ発表されていないにもかかわらず、予約注文できると偽って代金を支払わせようとしていた。
新型iPhoneが正式発表されると、製品名、仕様、価格が一般に公表される。詐欺業者も同じ情報を偽サイトに掲載できるため、正規の販売ページに見せかけることが容易になる。
フランソワは「正式名称、仕様、価格が公開されると、購入者に『本物のiPhoneを販売している』と信じ込ませるのが、はるかに簡単になる」と説明する。詐欺業者は、iPhone 18 Proをいち早く入手できる機会だと思わせ、購入者から代金をだまし取ろうとする。
アップル自身も予約開始前、iPhone 18 Proを最初の出荷分で入手できる可能性を高めるため、事前に購入準備を済ませるよう利用者に案内していた。正規の販売開始に向けて利用者が準備を急ぐ時期であることも、詐欺業者が偽の予約ページへ誘導しやすくなる要因になる。



