米国のディーゼル価格は米国時間9月11日早朝、史上初めて1ガロン6ドルを上回った。今週前半に米国とイランの緊張状態が再燃し、世界および米国の原油価格が再び1バレル100ドル(約1万5400円)を超えたことを受け、インフレがさらに進むとの懸念が高まっている。
全米自動車協会(AAA)のデータによると、9月11日の全米平均ディーゼル価格は1ガロン6.05ドルに達し、前週の5.85ドルから上昇した。
これはAAAのトラッカーで記録された全米平均ディーゼル価格として過去最高であり、6ドルの大台を突破したのは初めてだ。
ディーゼルは米国の産業、農業、輸送にとって極めて重要な燃料であり、価格の上昇が続けば、より広範な経済に波及する可能性が高い。
ディーゼルは大型トラックやトラクターなどの重機・大型車両に使われる主要燃料であり、上昇が続けば輸送、建設、農業のコストが押し上げられ、食料品や日用品の価格上昇につながる可能性がある。
ガソリン価格の動向
米国の消費者がガソリンスタンドでより直接的な影響を受けるガソリン価格も上昇を続け、AAAのトラッカーによると9月11日には1ガロン4.29ドルに達した。5月に突破した4.50ドルを依然下回っているものの、軍事衝突が本格化する前の平均である1ガロン約2.90ドルを大きく上回っている。米国とイランが暫定和平合意に署名した後、ガソリン価格は6月に1ガロン4ドルを下回ったが、緊張の再燃を背景に7月以降は再び上昇を続けている。
世界的な指標であるブレント原油先物は9月11日、1バレル104.77ドル(約1万6100円)となり、7月以来初めて100ドルを突破した。米国指標のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は9月10日、5月以来初めて100ドルを超え、9月11日もその水準を維持した。



