採用者数はまだ少ないとは言え、リファラル採用はうまくいっているようだ。しかしもちろん課題もある。その筆頭が、不採用になったとき、または採用を辞退されたとき、紹介者との関係への配慮が必要になるというものだ。

リファラル採用は縁故採用と違い、社内の人間の紹介であっても通常の人材募集時と同じ選考を経ることになる。不採用になる可能性もあるわけだ。また条件が折り合わなければ、採用辞退ということもあり得る。こうなると紹介者はちょっと気まずい。
リファラル採用を実施していない企業にその理由を聞くと、紹介後の対応や関係調整が難しそうという問題がもっとも多かった。社員の個人的な人間関係に頼った採用方法であるため、そこには微妙な事情が絡んでくる。これについて月刊総務は、「紹介する側、される側双方にとって無理のない仕組みを整え、公平な選考や入社後のフォローまで含めて設計することが重要」だと話している。
リファラル採用には、会社が求める人材を確保しやすいという利点のほかに、それにともない魅力的な社風の醸成、社風の再確認を通じた社員のエンゲージメントの向上など、付随的なメリットも多々ありそうだ。


