数カ月にわたって臆測が飛び交い、期待と興奮が高まる中、アップルがついに同社初の折りたたみiPhoneを発表した。名称は「iPhone Duo」で、価格は1999ドル(日本での価格は36万4800円)、英国では1999ポンドだ。ここでは私の第一印象を紹介するとともに、この端末について読者が抱いているであろう疑問にも、できる限り答えていきたい。
折りたたみ端末で後発のアップル、耐久性や画面の折り目といった課題に対応
サムスンが折りたたみスマートフォンを手がけて、すでに8年になる。「一番乗りを目指すのではなく、正しく作る」というのがアップルの信条だが、今回はそれが実を結ぶまでに、いつもより長い時間を要したことになる。ただ、そのおかげで、耐久性やインナーディスプレイ(開いたときに現れる内側の大画面)のデザイン、そして誰もが嫌う目に見える折り目といった、折りたたみスマホにつきまとう課題のいくつかには対策が講じられている。
デザインは優美で、魅力的
iPhone Duoのデザインは、他のほぼすべての折りたたみスマホと異なる。ただし、先ごろ登場したサムスンの「Galaxy Z Fold8」は、同じくパスポートのような大きさと形をしており、よく似たデザインである。
アップルの端末は、外側の角の丸み(コーナー半径)がサムスンの端末よりもはっきりと大きい。ヒンジ側の角は完全な直角なので、ちぐはぐな見た目になってもおかしくなかった。だが、アップルはうまくまとめ上げたようだ。デザインは優美で、魅力的である。
ソフトウェアのデザインも見事だ。端末を開閉するたびに、なめらかで目を引くアニメーションが流れる。あまりの出来栄えに、なぜこれまで誰もやらなかったのかと不思議に思えてくる。アップルにしかできない芸当だ。



