反射を抑えた10層の極薄レイヤーで折り目がほぼ見えない
たいていの折りたたみスマホは、開くとインナーディスプレイの2つの面がつながる部分にくぼみが見える。指でなぞれば感触でわかるし、日常的に使ううちにくぼみが深くなっていくことも多い。
アップルは巧みにも、画面全体を反射しないカバーで覆った。他社の初期モデルの一部とは違い、このカバーは、今にもずれてしまいそうな、薄っぺらで頼りない保護フィルムのような感触ではない。反射がないため、折り目はほとんど見えない。指で触れても、折り目はほとんどわからない。
これを可能にしているのが、10層の極薄レイヤーだ。高強度のガラス、チタニウムプレート、そして層どうしが互いに滑るように動けるようにする独自の接着剤などで構成されている。傷がつきにくいコーティングも施されている。
ここまでは申し分ない。とはいえ、機種によっては使ううちに折り目が目立ってくるものもある。アップルによれば、iPhone Duoではそうした変化は起きないはずだという。
iPhone Duoには語るべき点が多い
iPhone Duoには語るべき点が多い。まずは、アップルにとってまったく新しい要素である「アンダーディスプレイFaceTimeカメラ(画面の下に隠れるように配置されたカメラ)」から見ていこう。これはインナーディスプレイ側のFaceTimeカメラで、画面の右上隅にある。正確には隅そのものではない。外側のカメラの出っ張り部分が邪魔になって隅には置けないようだが、隅からそう離れてはいない。
耐水性能と防塵性能(IP68)も見逃せない(IP68。最大水深6メートル・最大30分間の耐水性能)。どちらも、競合する折りたたみスマホの多くと並ぶ(Google Pixel 10 Pro FoldとPixel 11 Pro FoldはIP68。Galaxy Z Fold8はIP48)。実際に使う上では重要なポイントだ。
iPhone DuoはApple Pencil(USB-C)にも対応する。少なくとも、Apple Pencilのうち1モデルには対応する予定だ。ただし、対応するのは先の話になる。それでも興味深い機能であり、競合の折りたたみスマホにはない強みである。
カメラ機能では「キッズキュー」と「スマート撮影」に注目
カメラも強化されている。私が特に惹かれたのは、撮影を手助けする「キッズキュー」だ。アウターディスプレイ(閉じたときに使う外側の画面)にスヌーピーを表示して子どもの注意を引き、シャッターを切る前に笑顔を引き出してくれる。「スマート撮影」という機能もある。AIが撮影シーンをリアルタイムで分析し、被写体がポーズをとったタイミングで、最大20枚の写真を自動で撮影する。とはいえ、望遠撮影用の3つ目のカメラがないことから、購入を見送る人もいるだろう。
予約注文は10月16日午後9時開始、10月23日発売
前述のとおり、価格は1999ドル(日本での価格は36万4800円)からだ。予約注文は日本時間10月16日(金)午後9時に始まり、翌週の10月23日(金)に発売される。


