では、マイクロンを買うのはもう遅いのか
証拠に照らせば、「買い」の評価はこの1年間正しかったし、その前の1年もすでに「買い」だった。そして、だからこそいまは、この評価からわかることがほとんどない。この評価を正しく見せたリターンは、すでに実現してしまった。現在の水準でマイクロンに投資するかどうかは、当初の評価が考慮する必要のなかった要因、すなわち固定価格の上限と下限による保護がどう働くかにかかっている。
それは「遅すぎる」というより、「以前とは別の話になった」と言うべきだろう。
9月30日に粗利益率が86%かそれ以上であれば、上限の対象外の事業が利益率の上昇を支えていることになり、1500ドルという中央値が正しい可能性は残る。それを下回ったとしても、それだけで上限が原因だと決めつけることはできない。経営陣はすでに価格上昇の鈍化を予告しており、製品構成やコストも利益率を動かす。だがそうなれば、契約は何の代償も伴っていないという主張は成り立たなくなり、2年間動かなかったコンセンサスがようやく動く理由を得ることになる。下限価格という、保有者を守る部分が試されるのはメモリー価格が下落したときだけであり、その試練はまだ訪れていない。


