音楽

2026.09.20 11:30

3度のデビューで世界的アーティストに 「恐れ」を受け入れ進化し続ける表現者(SAKURA|LE SSERAFIM):30 UNDER 30

SAKURA(LE SSERAFIM)|アーティスト

SAKURA(LE SSERAFIM)|アーティスト

Forbes JAPAN 2026年10月号は、日本発「世界を変える30歳未満」30人「30 UNDER 30」を特集。

30歳未満の次世代をけん引する若い才能に光を当てるアワードで、米『Forbes』が11年より開催し、世界的に注力している企画だ。『Forbes JAPAN』でも18年から8年間で総計330人を選出してきた。今年の受賞者も、AI革命の真っただなかで先頭に立ち、想像力、知性、そして並外れたグリット(やり抜く力)をもって、「自分が思うより良い未来」を目指す30人。彼ら彼女らがつくる「 新しい社会、新しい経済」から見えてくるものこそが、日本の未来の希望になるーー。

今年の「30 UNDER 30」受賞者のひとりが、日本でキャリアをスタートし、今や海を越えて世界中のファンに愛されるLE SSERAFIMのSAKURA。20代、人生が目まぐるしく変化するなかで、彼女は新しい「強さ」を手に入れた。


「明日がないと思って、今日にすべてを懸けよう」

ステージへ上がる前、LE SSERAFIMの5人はそう声をかけ合うという。

2022年のデビュー以来、「FEARLESS」「ANTIFRAGILE」「UNFORGIVEN (feat.Nile Rodgers)」といった曲を通して、恐れないこと、困難によってさらに強くなること、自分の道を自分で選ぶことを歌ってきた。その言葉を、単なるコンセプトで終わらせないのが彼女たちだ。2日間で約8万人を動員した東京ドーム公演、NYタイムズスクエアでの年越しパフォーマンス、そしてアジア・北米・ヨーロッパを回るワールドツアー。彼女たちの音楽を歌い、踊りながら待つ観客は、今や世界中へ広がっている。なかでもSAKURAは、グループの最年長として彼女なりのストイックなパフォーマンスを追求し続けてきた。

「本当に海を越えて、LE SSERAFIMという名前が知られているんだなと肌で感じました」

グローバルな人気を最も実感したのは、初めてアメリカ各地を巡った25年のワールドツアーだったという。

「音楽チャートで数字を見ることもあって、それだけでも十分うれしかったんです。でも実際にその場所へ行って、たくさんの方が私たちの音楽を愛してくださっている姿を見られたことが大きな実感になりました」

特にアメリカでは最初から最後まで踊り続ける観客が多かった。「私たちより楽しそうだなって思ったんですよ(笑)。それがすごくいい意味で衝撃で、『負けたくない』と思えた瞬間でもありました」。

世界的人気を達成として受け止めるのではなく、次の表現への刺激へ変えてしまう。その感性が、SAKURAらしい。

現在28歳のSAKURAは、3つのアイドルグループで挑戦を続け、22年にLE SSERAFIMで3度目のデビューを果たした。キャリアを通して変わっていないのは、経験を次の課題へ変え続ける姿勢だ。

「コンサートが終わると、2時間半ほどある映像を、寝る前に最後まで見ます。『今日はここを変えなきゃ』『ここは駄目だったな』ってメモして、次の日にはきちんと直す。ツアーなので、1回だけ来る方もいれば、何回も来てくださる方もいる。コピー&ペーストのステージは見せたくないので、今日だけの私を見せられるのが、ツアーの良さだと思っています」

完成に満足せず、毎公演をアップデートし続ける。その姿勢こそが、SAKURAのストイシズムだ。

世界を変えうる30歳未満にフォーカスする企画「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」、9年目となる今年も30人の受賞者を選出。これからの未来をつくる彼ら・彼女らが描く「希望」と「新しい未来」へ、ようこそ!

【30 UNDER 30 特集号が現在発売中 / 受賞者一覧を特設サイトにて公開中

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文=つやちゃん 写真=帆足宗洋(AVGVST) スタイリング=KIM HYESOO at SYOU ヘア=HA MIN at BIT & BOOT メイク=CHOI DASOM at WOOSUN

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30 UNDER 30 2026

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