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2026.09.11 09:26

建設業界の人手不足、イノベーションが解決の糸口に

Adobe Stock

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建設業界は数十年にわたり、人材採用の課題に苦しんできた。多くの人から「汚くて危険な仕事」と見なされているうえ、技術変化に消極的で時代遅れの手法に依存しすぎているというイメージも根強い。

カロライナ地域のAssociated Builders and Contractors(ABC)によると、建設会社の90%以上が、資格を備えた技能職および給与所得の従業員の確保が難しいと報告している。純増の新規労働者という観点では、ABCは建設業界が通常の欠員補充に加え、毎年数十万人を必要としていると報告している。

その労働力を引きつけるには、建設業界は若い労働者を取り込み始める必要がある。若い世代の多くは従来、この業界に入る動機がほとんどなかった。「若い世代が建設という分野に反発しているわけではない。変化の少なさに反発しているのだ」と、ニューヨーク州パウンドリッジのCarbon Custom BuildersのCEO兼創業者、サム・ファーティックは語る。若い労働者はデジタルネイティブであり、新しいテクノロジーに適応でき、仕事を通じて学び続けることを期待している、と同氏は指摘する。

「建設会社は、手間のかかる管理業務をAIツールで処理し、デジタル図面や3Dビジュアライゼーションを活用して日々の作業をより具体的で魅力的なものにすることで、その期待に応えることができる」

画期的な動き

その変化はすでに進んでいる。ロボティクス、ドローン、3Dプリンティング、ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)といった新興の建築テクノロジーは、Z世代の関心を集めている。グリーンテクノロジーやスマートビルディングのイノベーションも、環境志向の強い若い労働者にとって魅力的だ。

「将来の建設労働力は、現在とは異なる姿になるだろう」と、カリフォルニア州サンノゼに本社を置く大規模建設ロボティクス企業RIC RoboticsのCEO、ライアン・コックスは語る。

「従来の職人技能に加え、労働者は先進的な機器、ソフトウェア、自動化システムと関わる機会が増えていく。この進化は、テクノロジーを扱うことに抵抗のない人材に新たな機会をもたらすと同時に、業界が新世代の人材を引きつける助けにもなる」

ファーティックが指摘するように、この数十年、プロジェクトの複雑化、労働力の課題、新たなインフラ需要が着実に増す一方で、建設を支える手法はほとんど変わらなかった。しかしコックスらは、ロボティクスの登場が、この数十年で業界に影響を及ぼす最大級の分岐点の1つになり得ると考えている。

それは、このテクノロジーによって、労働者が同じ水準のリソースで、従来より多くのことを成し遂げられるようになるためだ。「導入が進むにつれ、ロボティクスの運用、保守、プログラミング、現場テクノロジー管理をめぐる新たなキャリアパスも生まれている」と同氏は語る。

ロボティクスはZ世代を建設業界に誘い込む「アメ」となるかもしれないが、いったん業界に入れば、彼らは他の多くの技術進歩に基づく能力の飛躍的な拡大に触れることになる。そう語るのは、建設管理ソフトウェアプラットフォームProcoreで業界変革担当シニアディレクターを務める、テキサス州オースティン在住のサーシャ・リードだ。

その中には、自動運転車開発の背後にあるテクノロジーから生まれる機能も含まれている。リードによれば、こうした進歩により、土工機械、掘削機、クレーン、シザーリフト、建設用ホイスト、垂直マストリフト、その他の重機を24時間サイクルで自律的に使用することが可能になる。

「オペレーターは空調の効いたオフィスに座り、ジョイスティックで作業している」と同氏は語る。「ごく初期の段階では、ロボット医療に関心を持つような人など、これまでとは異なるタイプの人材を建設業界に引きつける可能性がある」

ギャップを埋める

未来の従業員は、デジタルスキルを使って建設会社の財務効率を高める機会にも引きつけられるかもしれない。多くの建設会社は重機を自社保有しているだけでなく、必要に応じて追加の機材をレンタルしている。

業務を財務面で最適化するには、ゼネコンはどれだけの機材が使用中で、どれだけが使われずに遊休状態にあるのかを把握する必要がある。「その仕事には、非常に異なるソースから取り出したデータをデータレイクに集約し、ダッシュボードを作成するためのシステムや統合を理解している人材が必要だ。その後、AIを使ってデータを統合・分析すれば、企業は人員や機材のニーズにただ反応するのではなく、予測できるようになる」とリードは語る。

重要なポイントは、建設業界が現在、医療や金融といった業界に限られていたテクノロジーツールを導入しつつあるということだ。そしてその導入は、建設業の暗く、汚く、危険というイメージを取り除きつつある。これは、Z世代とそれに続く世代のデジタルネイティブを引き込むうえで鍵となる。

2036年までに建設業界の労働者の最大48%が退職を迎える見通しであることを踏まえれば、業界はその結果生じるギャップを埋めなければならない。「若い労働者が、まだ完全に自動化されてはいないが、そこへ向かっているのだと理解できれば、それが彼らを業界に呼び込み、定着してもらうための鍵になる」とリードは付け加える。

forbes.com 原文

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