写真家のベンツェ・マテは、午後の遅い時間、黄金に輝く光の中で待っていた時、鳥が渦を巻いて飛ぶこの光景に息をのんだ。「30m離れた場所にいても、無数の翼が一斉に羽ばたくことで生まれる空気の流れを感じることができました」
コウヨウチョウは、熱帯雨林を除くアフリカの中部、東部、南部のほぼどこにでも生息している。群れは最大で200万羽に及び、繁殖可能な成鳥の数は全世界で推定15億羽と、地球上で最も数の多い野生鳥類だ。
撮影地:ケニア、ツァボ・イースト国立公園のアシュニル・アルバ・ロッジ
デワルド・トロンプは、不意に襲ってきた嵐にナマクアカメレオンが耐える姿を撮影していた。まもなく、風が強くなり、息をするのも困難になり、「たちまち、隣にいる人すらほとんど見えなくなりました」とデワルドは振り返る。
アフリカ南西部にあるナミブ砂漠は、世界有数の過酷な環境だ。地表には水分がまったく存在せず、日中の気温は摂氏45度を超える。
にもかかわらず、探すべきところさえわかっていれば、そこには生命が満ちあふれている。
砂嵐が頻繁に起こるのは、内陸の山々から吹き降ろす風が、細かい堆積物や粒子を巻き上げるからだ。ナマクアカメレオンは、吹きつけてくる小石群の刺すような痛みに耐えなくてはならない。彼らは、砂漠における食虫のエキスパートだ。
植物や砂、岩の表面に凝縮された霧の水分を舌で集めて水分を摂取するが空気中の水分を直接摂取することもある。つまり、自らの皮膚に集められた雫が水滴となり、皮膚上にある微小な溝を通って、口へと流れ込んでいくのだ。
撮影地:ナミビア、スワコプムント近郊のナミブ砂漠
撮影者のローレン・エリオットは、地元住民の家で、キッチンの窓から何時間も外を見据え、この裏庭を頻繁に通るクマの撮影に成功した。「何よりも気に入っているのは、ロサンゼルスでは野生動物と住民の生活がごく普通に重なり合っている様子が表現されているところです」とローレンは語った。
サン・ガブリエル山脈の懐に抱かれるように建つ住宅の裏庭で、アメリカグマが涼を取ろうとしてプールに浸かっている。この辺りの住宅地には、クマがよく出没するという。
宅地開発がクマの生息地にまで広がっている地域では、人間とクマの共生がますます困難になりつつある。この家の持ち主は、自分が「クマのふるさと」で暮らしていることを認識しており、食料を外に置きっぱなしにせず、ドアや窓を常に閉めておくよう心がけている。
撮影地:米国、カリフォルニア州モンロビア


