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2026.09.11 09:00

ジェット燃料価格が一夜で6%急騰、ホリデーシーズンの航空運賃は高額に

Bodo Marks/picture alliance via Getty Images

ホリデーシーズンの航空券価格は高止まりか

ガスバディの石油分析責任者、パトリック・デ・ハーンはフォーブスに対し、「原油価格の高止まりは長期化するだろう。その要因が依然として地政学的緊張にあるため、ピークの予測はさらに困難になる」と指摘する。「選挙(訳注:米国の中間選挙)が1つの転機になるかもしれない。選挙までに解決に至らなければ高止まりがさらに長期化する可能性がある。選挙が終われば、この状況を改善しようとする動機は一気に薄れるからだ」

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ナストロはさらにフォーブスにこう語った。「価格が落ち着き、魔法のように手頃な運賃でホリデーシーズンの旅行ができると信じて格安航空券を探すのは完全な骨折り損になる。今年はすでに価格が異常な高値圏にあるため、高額な運賃を敬遠して旅行者が減少に転じる転換点になるのではないかと考えている」。HTSのチーフエコノミストであるヘイリー・バーグによれば、ホリデーシーズンの旅行者は日程や目的地を簡単に変更できないため「まったく融通が利かない」傾向にあるという。ホリデーの旅行は間際になって予約されがちだが、バーグは今年に関しては先延ばしにしないよう勧めている。「この傾向が続けば、運賃は昨年に比べて非常に高額になるだろう」。

原油とジェット燃料の価格差が拡大、航空会社に運賃引き上げ圧力

国際原油指標の北海ブレント先物は9日に1バレル=100ドルの大台を突破し、2月下旬に米国とイスラエルがイランを攻撃して以来39%上昇した。しかし、航空会社が購入するのは原油ではなく精製されたジェット燃料だ。精製されたジェット燃料と原料となる原油の価格差を示すクラック・スプレッドは、ジェット燃料が原油に比べてどれだけ割高になっているかを示す指標である。

デ・ハーンがフォーブスに語ったところによると、このクラック・スプレッドはここ数週間では縮小傾向にあったという。しかし、直近の米軍によるイランのタンカーへの攻撃や、ホルムズ海峡付近でのイランによる攻撃、さらにはサウジアラビアのエネルギーインフラに対するフーシ派の攻撃などによる紛争の激化が、湾岸地域のエネルギー供給をさらに混乱させている。その結果、ジェット燃料のコスト上昇に伴い、航空各社は運賃の引き上げ、供給能力の削減、あるいはコスト増加の吸収といった対応を迫られている。

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ユナイテッドとライアンエアー、2027年も運賃上昇を予想

ユナイテッド航空のスコット・カービーCEOは先月、「今年ほどの急激な上昇にはならない」としつつも、2027年に向けた「段階的な運賃の値上げ」を示唆した。さらに10日には、ライアンエアーのマイケル・オレアリーCEOが記者団に対し、ジェット燃料の価格高騰が2027年まで続けば航空運賃は「大幅に引き上げられる」ことになると語った。

第2四半期の決算報告書によると、米大手航空会社6社が前四半期に支払ったジェット燃料費は昨年同期に比べて83億5000万ドル(約1兆3360億円)増加した。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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