iPhoneのiOSアップデートを実行した後に、端末の動作が数時間から数日間にわたって遅く(重く)感じられることがある。アップルはこのほど、この現象の原因を説明し、動作低下の期間を短縮するための3つの方法を紹介するサポート文書を公開した。以下にその詳細をまとめる。
iPhoneのアップデート:インデックス作成プロセス
Spotlight(スポットライト)はアップルの検索機能であり、「デバイスに保存されているデータの、定期的に更新される検索インデックスに依存している」と、アップルは「AppleデバイスでのSpotlightのインデックス作成と検索結果について」と題した新たなサポート文書で述べている。
さらにアップルは、このデータの機密性を強調し、「これはデバイス内に留まるローカルかつプライベートなインデックスであり、アップルや他のデバイスと共有されることはない」と説明している。
iPhoneのアップデート:Spotlightインデックス作成の仕組み
「インデックス作成は、デバイスを初めて設定したとき、ソフトウェアのアップデートやアップグレードをインストールした後、およびデバイス上のデータが変更されたときに行われる。例えば、コンテンツのインデックス作成を許可する新しいアプリをインストールしたときや、新しいメールやテキストメッセージを受信したときにインデックスが更新される」とアップルは説明している。
時間のかかる作業のように思えるかもしれないが、まさにその通りだ。アップルは、大規模なインデックス作成には数時間から数日かかることがある一方で、差分更新ははるかに迅速に行われることを明らかにしている。
iPhoneのアップデート:なぜこれほど多くのiPhoneに影響するのか
iOS 27の開発者向けベータ版やパブリックベータ版のアップデートを試しているユーザーは、最初のインデックス作成が行われる間に、長時間の動作低下を経験したかもしれない。
しかし、影響を受けるのがiOS 27のユーザーだけとは限らない。アップルはサポート文書の中で、iOSのバージョン番号を特定することを周到に避けている。
また、iOS 26のユーザーがiOS 27にアップデートした際に動作低下でストレスを感じるのを防ぐため、アップルは事前に対策を講じている。
アップルは7月26日にiOS 26.6をリリースしたが、そのリリースノートには、同バージョンが「iOS 27に備えてSpotlightのインデックスを最適化する」と記されている。
iPhoneのアップデート:動作をスピードアップさせる方法
アップルのサポート文書には、インデックス作成を促進するための役立つ3つのヒントが記載されている。
第1に、iPhoneが使用されていない状態のときにインデックス作成はより早く完了する。もっとも、就寝時以外にiPhoneに触らず放置しておくというのは、言うは易く行うは難しだ。
第2に、iPhoneが電源に接続されていると処理が速くなる。
そして第3に、Wi-Fiまたはイーサネット経由でインターネットに接続していることも処理のスピードアップにつながる。アップルは「インデックス作成のためにメールやその他のデータをダウンロードする必要がある場合に備えて」と注意を促している。
インデックス作成中は、「設定」アプリに、検索とSiriの最適化が行われていることを示す通知が表示される場合がある。
これらのヒントを実践すれば、次回のiPhoneのアップデート時には、より短時間で端末のパフォーマンスが通常通りに戻るはずだ。



