経済

2026.09.10 14:22

「手頃な価格」で中国車に追い風 米国市場の購入者意識に変化

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米国市場の自動車購入者の間で、中国製の車両の購入を検討する人が増えていることが、木曜日に発表された報告書で明らかになった。

この調査結果は、デイブ・カンティン・グループ(Dave Cantin Group)の「2026年中期市場見通し報告書」の一部である。

カンティンは自動車小売業界のM&Aアドバイザリー企業だ。同報告書はマルテック・グループ(Martec Group)との提携により作成されたもので、消費者やディーラーへの調査に基づいている。報告書にはディーラー、経営幹部、業界専門家からの情報も含まれている。

同報告書の主な調査結果は次の通りだ。

  • 米国の購入者の51%が中国製車両の購入を検討すると回答した。35歳未満の購入者では、その割合は77%に上る。
  • 手頃な価格(アフォーダビリティ)の実現が、自動車メーカーの戦略において大きな要素となっている。その背景には、電気自動車(EV)の需要が減少する一方で、ハイブリッド車(ガソリン・電気)の需要が高まっていることがある。
  • ディーラーはM&A活動の活発化を予想している。
  • 人工知能(AI)は、自動車購入者に新たな調査ツールを提供している。

デイブ・カンティン・グループのブライアン・ゴードン社長は声明で、「業界は、車両をより手頃な価格にするよう米政府が受ける圧力を過小評価している可能性がある」と述べた。

同氏はさらに、「消費者が中国製車両の購入に前向きであることは、根強い価格面の課題と相まって、政治家に米国市場参入に対する姿勢の変更を促す可能性がある」と付け加えた。

同報告書の調査結果は、自動車業界でさまざまな動きが進む中で示された。

米国とカナダは新たな貿易戦争のさなかにある。自動車業界はその大きな部分を占める。車両と部品の生産は米加国境をまたいで行われている。最近開通したゴーディ・ハウ国際橋(Gordie Howe International Bridge)は、両国間の自動車関連輸送に関わっている。

一方、コンサルティング会社のアリックスパートナーズ(AlixPartners)が今年初めに発表した年次報告書によると、中国の自動車業界は世界の自動車業界に影を落とし続けている。

中国は、コストと車両開発期間を削減する方法を編み出してきた。既存の自動車メーカーが新型車の市場投入に5年を要するのに対し、中国の自動車メーカーは新型車を3年で市場に投入できる。中国の進歩に、既存メーカーは動揺している。

デイブ・カンティンの報告書は声明の中で、中国が「すでに米国のディーラーに影響を及ぼしている」と述べた。

デイブ・カンティン・グループは、価格面の圧力が「既存の自動車メーカー全体で製品戦略を再構築している」とした。

同報告書はまた、ディーラーの「統合が加速すると予想される」と述べた。

forbes.com 原文

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