グーグルは、世界で最も使われているウェブブラウザーChromeに影響する230件のセキュリティ脆弱性を公表した。そのうち5件は、深刻度が最も高い「Critical(緊急)」と評価されている。
しかし、それでも私は心配していないし、不安をあおるような見出しがいくつか出ていても、読者のみなさんが心配する必要はない。なぜか。Chromeは、長年そうしてきたように自動で更新され、おそらくもうあなたを危険から守ってくれているからだ。
攻撃コードが出回った脆弱性も、自動更新ですでに修正済み
グーグルでChromeのリリース管理を担当するスリニバス・シスタは、ブラウザーに影響する230件の新たなセキュリティ脆弱性が見つかり、そのうち1件はすでに悪用するコードが出回っていることを認めた。Chromeのゼロデイ脆弱性(修正パッチの提供前に攻撃者に悪用される脆弱性)は、もちろん懸念すべきものだ。
だが押さえておくべき点は、この脆弱性がすでに修正済みであり、その修正が、あなたが今使っているChromium(Chromeのもとになっているオープンソースのブラウザー)ベースのブラウザーにおそらくもう適用されているということである。とはいえ、アップデートではなく悪用のほうに焦点を当てた一部の報道からは、そのことは読み取れないだろう。
私自身の非も認めておこう。最近まで私も同じ過ちを犯してきた。セキュリティおたくの頭が、悪用こそが最も重要な点だと考えていたのだ。そうではない。私が間違っていた。
修正がまだ開発中で、その間に被害をまき散らしている未修正のゼロデイであれば、話はまったく別だ。そのときは私も心配する。しかし、CVE-2026-87491はそうではない。



