修正された脆弱性の深刻度は中程度、報奨金は38万円超
このCVE-2026-87491は、Chromeでウェブページ上のJavaScriptを実行する部品であるV8エンジンにある境界外アクセス(out-of-bounds)の脆弱性(プログラムが本来使ってよいメモリー領域の外側を読み書きしてしまう不具合)だ。悪意を持って細工したHTMLページを使えば、リモートの攻撃者がサンドボックス(ブラウザーが各ページの処理を隔離し、システム本体に手が届かないようにする仕組み)の内側で任意のコードを実行できる恐れがある。ただし、すでに修正されているだけでなく、グーグルの評価では深刻度は「Medium(中)」にとどまり、報告した外部の研究者に支払われたバグ報奨金も、それに見合った比較的少額の2500ドル(約38万5000円)だった。
Chromeが更新済みかどうかは、右上の3点メニューですぐ確認できる
私からの助言はいつもと同じで、自分のChromeが更新されていることを確かめてほしいということだ。
「Chrome 153.0.8010.36(Linux)および153.0.8010.36/.37(Windows/Mac)は、今後数日から数週間かけて順次配信される」とシスタは書いている。これを読むと、自分はしばらく危険にさらされたままで、グーグルはもっと急ぐべきだと思うかもしれない。実をいえば、グーグルがこの告知を出した1時間後に私がChromeを立ち上げたときには、更新はもう済んでいた。あなたのChromeもすでに更新されている可能性は非常に高い。
恐れや不安、疑念をあおる言説は無視してよい。ブラウザーの再起動を求められているなら、更新はすでに届いており、再起動すればインストールが完了する。求められていない場合は、(パソコン用の場合)Chromeの右上にある「その他」アイコン(縦に並んだ3つの点)から、更新の確認、ダウンロード、インストールを手動で始められる。数分か、それ以下で終わる。


