経済

2026.09.10 12:00

今年のホリデーシーズンの格安航空券探しは完全な「骨折り損」に

Markus Lenhardt/picture alliance via Getty Images

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米国の中間選挙までに原油価格が下落しなければ、政治家が年内にこの問題の解決に動く動機はほとんどなくなるかもしれない。その結果、航空会社は莫大な燃料費を抱え、旅行者は今年のホリデーシーズンに法外な運賃を支払う羽目になる。

ジェット燃料がイラン紛争開戦時から62%上昇、航空運賃も39%高

イラン紛争が再び激化する中、米国時間9月8日のジェット燃料価格は1ガロン=4.04ドルとなり、開戦時から62%上昇した。

米国の航空各社は第3四半期のジェット燃料価格が3.15ドルから3.80ドルの範囲に収まると想定していた。

4.04ドルという価格は1バレル=約170ドルに相当し、原油と精製燃料の間に1バレルあたり約70ドルの価格差が生じていることを意味する。

製油所の利益幅の目安となるこの「クラック・スプレッド」はイラン紛争が始まる前の約23ドルからおよそ3倍に膨れ上がった。

ホッパー・テクノロジー・ソリューションズのデータによると、秋の米国内線平均運賃は前年比で39%上昇した。フライト追跡アプリ「Flighty」の航空・旅行担当記者であるケイティ・ナストロはフォーブスの取材に対し、「一般的な旅行者は今年のホリデーシーズンの旅行を諦めざるを得ないかもしれない」と語っている。

原油高は長期化するとの見方、米中間選挙が転機になる可能性も

ガスバディの石油分析責任者、パトリック・デ・ハーンはフォーブスに対し、「原油価格の高止まりは長期化するだろう。その要因が依然として地政学的緊張にあるため、ピークの予測はさらに困難になる」と指摘する。「11月の中間選挙が1つの転機になるかもしれない。選挙までに解決に至らなければ高止まりがさらに長期化する可能性がある。選挙が終われば、この状況を改善しようとする動機は一気に薄れるからだ」。

ナストロはさらにフォーブスにこう語った。「価格が落ち着き、魔法のように手頃な運賃でホリデーシーズンの旅行ができると信じて格安航空券を探すのは完全な骨折り損になる。今年はすでに価格が異常な高値圏にあるため、高額な運賃を敬遠して旅行者が減少に転じる転換点になるのではないかと考えている」。

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翻訳=江津拓哉

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