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2026.09.10 10:30

世界の原油価格が一時100ドルの大台突破、米軍のタンカー攻撃とイランの報復攻撃受け

Barry Iverson/Getty Images

Barry Iverson/Getty Images

中東での戦闘が再び激化するなか、米国時間9月9日早朝に世界の原油価格が1バレル=100ドルを突破し、7月以来の高値を付けた。米軍がペルシャ湾でイランのタンカー5隻を攻撃し、それを受けたイランがヨルダンの米軍基地に対して報復攻撃を行ったことが背景にある。

原油が一時1バレル100ドルの大台超え、発端は米軍によるイランのタンカー破壊

国際原油指標の北海ブレント先物は7月以来初めて100ドルの大台を超えた後、現在はそこからわずかに下げた99.71ドルで推移している。

現在の原油価格は紛争初期に記録した約120ドルの高値には及ばないものの、イラン紛争開戦前の水準である約70ドルを40%上回っている。

今回の価格急騰は、イランのイスラム革命防衛隊が米海軍の軍艦に向けてミサイルを発射したことへの対抗措置として、米中央軍がイランの原油タンカー5隻を破壊したと発表したことに端を発している。

米中央軍によると、攻撃したタンカーのうち4隻はオマーン湾を航行しており、残る1隻はイランの主要な石油輸出拠点であるカーグ島付近にいたという。

イスラム革命防衛隊はこの攻撃に対する報復として、ヨルダンにある米軍基地に向けて弾道ミサイルを発射した。

ガソリン全米平均価格は1ガロン4.22ドル、和平合意後の値下がりが帳消し

全米自動車協会のデータによると、9日のガソリン全米平均価格は1ガロン=4.22ドルとなり、1カ月前の水準である約4ドルから上昇した。ガソリン価格は米国とイランが暫定的な和平協定に署名した6月には4ドルを下回っていたが、緊張が再燃した7月下旬に再びその大台を突破した。紛争初期の5月に記録した4.50ドルの高値水準には達していないものの、開戦前の平均値である約2.90ドルを大きく上回る状態が続いている。

ディーゼルは過去最高の5.94ドル、食料品や建設費に波及の可能性

今回の原油高を受け、9日のディーゼル全米平均価格は1ガロン=5.94ドルと過去最高値を更新した。開戦前の水準である3.71ドルから比べると60%の上昇となる。ディーゼルは重機や大型トラックなどで主に使用され、海運、建設、農業などの産業にとって不可欠な燃料だ。ディーゼル価格の高騰が続けば、そのコストが消費者に転嫁され、食料品や小売商品、建設費用の値上がりを招く可能性がある。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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