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2026.09.09 14:28

ディズニーのアブダビ・テーマパークはいつ開業するのか

stock.adobe.com

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ディズニーのアブダビのテーマパークは、メディア大手である同社の歴史の中でも最も期待されているプロジェクトの1つである。その理由の一端は、最高経営責任者(CEO)のジョシュ・ダマロが、同パークを同社のポートフォリオの中で「最も先進的でインタラクティブなデスティネーション」にすると約束していることにある。期待感をさらに高めているのは、このプロジェクトについて判明していることが非常に少ない点だ。昨年5月に同パークが発表されて以来、開業時期も公式には明らかにされていない。プロジェクト追跡を専門とする関係者は、一次情報源からその答えを得たと主張している。

ディズニーは秘密主義で知られる。テーマパークを設計するウォルト・ディズニー・イマジニアリングの本社(カリフォルニア州グレンデール)に足を踏み入れると、同社がプライバシーをいかに重視しているかがすぐにわかる。イマジニアリングのブレイン・ギブソン彫刻スタジオに入ると、「ここはクローズドセットです」と書かれた表示があり、警察官の制服を着たミッキーマウスが白い手袋をした手を制止のポーズで掲げる絵が添えられている。その近くには、ミッキーの宿敵であるピートのしかめ面とともに、「写真撮影は一切禁止!」という文言を掲げた別の表示がある。

アブダビのパークは、同社が最も厳重に守っていた秘密の1つだった。ディズニーの今後のプロジェクトに関するうわさは、通常、発表の数カ月前に漏れ伝わる。これに対しアブダビ・プロジェクトに関する最初のヒントが出たのは発表の1週間前で、筆者がソーシャルメディアでこのニュースを報じたことがきっかけだった。その後、発表を予告するForbesの記事が続き、さらに、イマジニアリングの著名クリエイターであるザック・リドリーが同パークに関与することを明らかにする記事も掲載された。

期待感を高めているもう1つの要因は、同パークを建設・運営するのがミラルであることだ。同社はディズニーやユニバーサルと並び、世界を代表するテーマパーク開発企業として名を馳せている。

筆者が以前報じたように、ミラルは最高水準へのこだわりと、各プロジェクトを前作から一段引き上げるべきだという姿勢によって、アブダビのヤス島に世界級のテーマパーク群を築いてきた。その中には、シーワールド、ワーナー・ブラザース・ワールド、フェラーリ・ワールドが含まれる。いずれもアブダビの厳しい暑さからゲストを守るため屋内型である。これにより、屋外型のパークとは異なり風雨にさらされないため、はるかに精巧な景観演出で装飾することも可能になっている。

ディズニーのアブダビのパークが発表された際、意図的に曖昧に描かれたコンセプトアートが2点公開された。1点はリゾート全体を俯瞰したもので、水辺に立つクリスタル状の城が、緑豊かな景観と前衛的なアトラクションの隣にたたずむ様子を示していた。もう1点は、深い青空を背景にした城のクローズアップで、その別バージョンでは、ディズニー伝統の流れ星の花火が城の上に弧を描いている。

このコンセプトアートを制作したのは、上海ディズニーリゾートのズートピアエリアの基礎となるデザインを手がけたフリーランスのアーティスト、ショーン・バークである。彼は、映画スタジオやテーマパーク運営会社で40年の経験を持つエグゼクティブ・コンセプトデザイナー、イマジニアリングのグレッグ・プロとともに、アブダビ向けのアートを制作した。この2点はファンに同パークについてもっと知りたいという渇望を残したが、彼らはいまだに待たされている。

筆者は最近、3点目のコンセプトアートに夜空に打ち上がる花火が描かれていることを明らかにし、業界媒体Blooloop報じたように、ディズニーのアブダビのパークがヤス島の他の施設のように完全な屋内型にはならない可能性を示唆した。

さらなるコンセプトアートは、今週公開のディズニーのパーク開発に関するドキュメンタリーWorldbuildersで示されると見込まれていた。Worldbuildersのレビュー用コピーでは、アブダビに関する場面でコンセプトアートにぼかしがかけられており、メディアには公開版では見られると伝えられていた。結局、それは最終版には入らなかったが、ドキュメンタリーには同パークの方向性に関する貴重な手がかりが含まれていた。先月引退したイマジニアリングのトム・フィッツジェラルドは、引退前のプレゼンテーションで、同パークがディズニーパークで一般的に見られる「ランド」ではなく、アブダビの景観を反映した「バイオーム」に分けて構成されると説明した。

それは、イマジニアリングが現地で行った調査旅行を反映したものだった。この記事が明らかにした通りである。今月初めに開かれたディズニーの隔年イベント「D23」では、それらの訪問地が映像で紹介されたが、同パークに関する発表はなかった。ディズニーのテーマパーク部門会長であるトーマス・マズロムは、開発がなお進行中であることを認めたが、それ以上は語らなかった。

同パークが発表された際、ダマロはReutersに対し、この規模のプロジェクトは設計に1、2年、建設にさらに4~6年かかる可能性があり、遅くとも2033年になるとの見通しを示した。これを反映するように、建設業界誌Gulf Construction報道は、同プロジェクトが2033年第1四半期に完了すると主張した。また、事業価値は100億ドル(約1兆5600億円)だとも主張しており、これはメディア業界媒体The Wrap 報じた金額と同じである。

ミラルもディズニーも開業時期を公式に発表していないため、2033年第1四半期という数字はあくまで予測にすぎない。それが注目に値する唯一の理由は、Gulf Constructionが情報源としてDMS Projectsを挙げていることで、同社は自社の「情報は常に一次情報源に基づく」と主張している。しかし、話はこれで終わりではない。

Gulf Constructionの報告は昨年8月に掲載された。そしてもちろん、その後、中東は戦争にのみ込まれ、同地域への海運はほぼ停止状態に陥った。筆者が報じたように、戦争が始まって間もなく、ミラルはディズニーのアブダビのパークについて、開発・運営主体としてのコミットメントを確認した。したがって、ディズニーは資本を拠出する必要がなく、提供するのはブランド、キャラクター、デザイナーだけであり、それに対してミラルが対価を支払う。つまり、地域で戦争が続いているにもかかわらず、このプロジェクトはディズニーにとってリスクのないものだ。

もちろん、スケジュールが一般に発表されていないからといって、必要に応じて前倒しや後ろ倒しが可能な社内スケジュールが存在しないわけではない。したがって、2033年第1四半期が実際の開業日である可能性は低いが、昨年8月時点の目標を示している可能性は十分にある。もしそうなら、どれほどの余裕が織り込まれていたか、そして戦争がいつ終わるかによって、アブダビがまったく新しい世界の夜明けを迎える時期は、おおむねその頃になる可能性がある。

forbes.com 原文

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