ファッション

2026.09.19 15:00

モニュメント的なジャケットともの─連載 Forbes JAPAN CIRCLE 30

ラテン語で“思い出させるもの”を意味するモニュメントとは、後世に残す記念碑、金字塔のこと。その一方でジャケットは、スーツ同様にモードや流行、気分などの時代感覚が色濃く投影される鏡のごとき存在、つまりモニュメント的な服といえるだろう。そんなモニュメント的な存在のジャケットは、出会った人の記憶にしっかりと刻まれ、時が過ぎても着る人の残り香が確実にあるものなのだ。


傑作トラッカーをラグジュアリーに刷新

ジャケット242000円、肩に掛けたカーディガン49500円、シャツ26400円、ネクタイ23100円、パンツ88000円、靴、サングラスはともに参考商品〈すべてポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン Tel:0120-3274-20〉
ジャケット242000円、肩に掛けたカーディガン49500円、シャツ26400円、ネクタイ23100円、パンツ88000円、靴、サングラスはともに参考商品〈すべてポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン Tel:0120-3274-20〉

クラシックなトラッカージャケットを上質ラムスエードでラグジュアリーにアレンジ。スエードはきめが細かく表情が繊細であり、上品な色合いも相まって高級感のある仕上がりだ。ボタンはすべてロゴ入りの天然ホーン製で、エレガントな雰囲気を引き立てている。身頃に裏地のない仕様であり、レザーブルゾンながら羽織り心地は非常に軽やかだ。トラッカー×タイドアップの90s風の着こなしが新鮮。

極上素材が引き出すアイコンの新たな魅力

ジャケット437800円、シャツ162800円、パンツ151800円、靴(9月発売予定)393800円[すべて参考価格]〈すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク Tel:0120-961-859〉 サングラス¥52,800〈モスコット/モスコット アオヤマ Tel:03-6434-1070〉
ジャケット437800円、シャツ162800円、パンツ151800円、靴(9月発売予定)393800円[すべて参考価格]〈すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク Tel:0120-961-859〉 サングラス52,800円〈モスコット/モスコット アオヤマ Tel:03-6434-1070〉

2026年秋冬に新登場したベルルッティのアイコンジャケット「フォレスティエール」は、ライトブラウンの色合いが美しいカシミヤシルク製。柔軟かつ軽量ながら保温性に優れ、快適に羽織れる。袖にはスクリットの紋章入りシルクライニングが施され、腕をまくった際アクセントに。シャツに羽織ってもアウトドア由来のジャケットらしいこなれた雰囲気で着こなせる。

男らしくも上品な歴史的アイコンの風格

ジャケット1705000円、カーディガン566500円、シャツ214500円、パンツ198000円、靴291500円〈すべてロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン Tel:03-5579-5182〉
ジャケット1705000円、カーディガン566500円、シャツ214500円、パンツ198000円、靴291500円〈すべてロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン Tel:03-5579-5182〉

1998年に誕生したロロ・ピアーナのアイコンジャケット「スパーニャ」は、スペイン将校の制服から着想したスタンドカラーやパッチポケット、ボタンレスのカフスなどが特徴。新作はニュージーランド産のカーフスキンを用いており、表面にコーティングを施さない仕上げのため、革本来の自然な風合いが楽しめる。また裏面まで完全に浸透させる染色技法により、深みのある色合いと絶妙なムラ、濃淡を味わえる。スマートなシルエットにワイドパンツがマッチ。

テクニカルな仕様で端正さと快適さを兼備

ジャケット107800円、シャツ53900円、パンツ61600円〈すべてコム デ ギャルソン・オム/コム デ ギャルソン Tel:03-3486-7611〉 メガネ47300円〈アイヴァン ヒストリック コレクション/アイヴァン 東京ギャラリー Tel:03-3409-1972〉
ジャケット107800円、シャツ53900円、パンツ61600円〈すべてコム デ ギャルソン・オム/コム デ ギャルソン Tel:03-3486-7611〉 メガネ47300円〈アイヴァン ヒストリック コレクション/アイヴァン 東京ギャラリー Tel:03-3409-1972〉

一見ではラペルの付いたテーラードジャケットだが、ストレートなフロントカットの裾にドローコードを採用。コーチジャケットのスポーティな要素が巧みに融合されている。素材は独自のエステルギャバジンで、マットな表情が上品。前身頃はラグランのスプリットラグランスリーブで端正かつ快適だ。あえてボタンを留めたシャツできちんと着こなしたい。

次ページ > 極上素材で構築するエレガンスの極み

direction by Akira Shimada | photographs by Akira Maeda | styling by Makoto Yoshino | hair & make-up by Takeshi Kato | model by Daisuke | text by Yasuhiro Takeishi (fashion&car), Tetsuo Shinoda (watch)

タグ:

ForbesBrandVoice