映画

2026.09.09 11:00

「パンドラの箱を開けた」OpenAIアルトマンを描く映画『Artificial』予告編が公開

サム・アルトマン(Anna Moneymaker/Getty Images)

米ニュースメディア『Puck』のエンタメ担当記者を務めるマシュー・ベローニは以前、本作の脚本を入手したと主張していた。彼は、「(マスクとアルトマンは)おそらく自分たちの描かれ方を嫌がるだろう」と述べ、劇中ではマスクが「独裁者」と呼ばれる場面もあるとした。ただし、彼が目にしたのは草稿であり、撮影前に内容が変更された可能性もあると補足している。

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今年に入り、当初配給を担当する予定だったアマゾンが撤退し、他社もそれを見送ったと報じられたことで、『Artificial』がお蔵入りになるのではないかとの懸念が広がっていた。アマゾンは撤退の理由として、「別のスタジオが配給したほうが、この映画にとって有益だ」と説明している。この発表が行われたのは、同社がOpenAIと500億ドル(約7兆6800億円)の巨額投資契約を結んだ数カ月後のことだった。その後、カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドール受賞作の北米配給権を7年連続で獲得するなど近年破竹の勢いを見せるネオンが6月に本作の権利を買い取った。

本作は10月に開催されるニューヨーク映画祭(NYFF)でプレミア上映される。NYFFのアーティスティック・ディレクターを務めるデニス・リムは次のように評価した。「ルカ・グァダニーノ監督によるこの抜け目なく、そして身の引き締まるような新作の最も素晴らしい点は、我々がいかにしてAIという『切り立つ崖』に到達したかという物語を、完璧なトーンで伝えていることだ」と評価した。「本作は、現実的な恐怖とダークなユーモア、そして実存的な切迫感をもってその軌跡をたどっている。時代が求める映画があるとすれば、まさにこれだ」

今秋の映画界では大富豪たちを題材とした作品が一種のブームとなっている。8日には、アレックス・ギブニー監督によるマスクのドキュメンタリー映画『Musk』がベネチア国際映画祭でプレミア上映されて好評を博した。また10月には、映画『ソーシャル・ネットワーク』の続編で、ジェレミー・ストロングがメタのマーク・ザッカーバーグを演じる『The Social Reckoning』や、医療ベンチャー「セラノス」の創業者エリザベス・ホームズの素顔に迫るネイサン・フィールダー監督作品『You Can See Everything』の劇場公開も控えている。

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サム・アルトマンを演じるアンドリュー・ガーフィールド(Gilbert Flores/Variety via Getty Images)
サム・アルトマンを演じるアンドリュー・ガーフィールド(Gilbert Flores/Variety via Getty Images)

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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