では、転職を意識する若者は次々と職場を変えたいと考えているのだろうか。転職先の企業で働きたい期間を尋ねたところ、最も多かったのは「不満が特にない限り、できるだけ長く」で53.0%。前年の58.7%からは4.7ポイント減少したものの、依然として過半数を占めている。また「定年まで働きたい」という回答も10.7%あり、これらを合わせると63.7%と6割以上が長期的な就業を希望している。その一方で「4〜5年」と答えた人が14.8%と前年より4.6ポイント増加しており、中期的なスパンを1つの区切りとして捉える層も増えているようだ。

なお、今回の調査は有効回答数186件と母数は限定的であり、すでに転職に関心を持っている層を対象としたものである点には留意が必要だが、若手層が抱く本音の傾向を読み取ることはできるだろう。
最近の若者の就職観は、社会人になる前から転職を視野に入れているものの、決して安易に離職を繰り返したいわけではなく、「理不尽な我慢はせず、自分に合う環境であれば長く定着したい」という、意外と現実的な姿勢であることがうかがえる。企業側にとっても、若手人材の早期離職を防ぎ定着を促すためには、彼らが「長く働きたい」と感じられる職場環境や明確なキャリアパスを、いかに早い段階で提示できるかが重要なポイントとなりそうだ。
出典:学情「20代転職意識調査」より


