猫との効果的なコミュニケーション方法
フェルドマン自身、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが始まるまでは、自分は「犬派」だと思っていたという。だが、コロナ禍に伴うロックダウンの時期に、大学生の年代の子どもたちが実家に戻り、再び同氏や妻と暮らすことになった。すると娘が、どうしても子猫を飼いたいと言い出したという。
こうして一家は、「ウィニフレッド」という名のグレーの毛色の子猫を自宅に迎えた。
「この子は最高だ」と、フェルドマンは愛猫を絶賛する。「私にとっては初めて飼う猫だったが、いざ飼ってみると自分が猫派であることがわかった」
フェルドマンは、猫の行動について詳しく学ぶ絶好の機会を満喫した。なかでも、特に愛してやまないのが「スローブリンク(slow blink)」と呼ばれる、ゆっくりとまばたきをする猫特有の動作だ。
「スローブリンクは、猫にとっての笑顔のようなものだ。目の前の人に微笑みかけ、とても満足していることを示す時に、猫は相手を見つめてスローブリンクをする。こうされた時は、こちらも同じくスローブリンクの動作を返すのが、猫の世界の作法だ。これは本当に、猫とコミュニケーションをする素晴らしい方法だ」と語ったのち、フェルドマンは笑いながらこんな逸話を明かした。「私はかなりスローブリンクがうまくなったのだが、気がついたらZoom会議中にも、人間の同僚を相手にスローブリンクをしていた」
今回のハッピーキャット月間の期間中、さらにその先も、自身と同じく猫を愛する人たちが、心身両面で愛猫をさらに健康にするよう働きかけることを、フェルドマンは期待している。その内容は、遊びや運動のルーティンを作成することから、キャリー嫌いを克服させて獣医の定期検診を受けられるようにするといったことまで多岐にわたる。
「猫のトレーニングで特に力を入れて取り組むべきことの一つが、猫が自主的にペットキャリーに入るように仕向け、ストレスをあまり感じずに獣医の診察を受けられるようにすることだ。獣医は、診察で猫に触れる必要があるので、飼い主としては、愛猫がそのことを快く受け入れるようにしておきたい。猫は苦痛を感じていても、それをいちいち態度に出すとは限らないので、定期的に獣医の診察を受けて体調を入念にチェックし、獣医に連れていける状況を作ることが本当に大事になる」とフェルドマンは語る。
最終的に同氏は、自身が率いるキャタリスト・カウンシルが得たリソースを人々が活用して、飼い猫の健康状態を改善し、猫との絆を深めるのを助けたいと考えている。それは、猫を家族の一員として迎えることが、われわれ人間の生活にさまざまなメリットをもたらしてくれるからだ。
「猫を幸せにし、人と動物の絆から最大のメリットを得たいのなら、猫との関係を育むために時間を費やすのがベストな方法の一つだ。せっかく自転車を買っても、ガレージに置きっぱなしにしていては、健康増進にはつながらない。それと同じように、飼い主は、愛猫を幸福にするために、惜しみなく時間や労力をかけるべきなのだ」


