おそらく世界でもっとも大勢の人が密集するであろう、東京の朝の通勤通学時間帯の山手線で、どの駅がいちばん通信環境がいいか、どのキャリアが速いかなどの調査が行われた。通信速度は、駅ごとにかなりの差があり、大手キャリアにも一部、差が見られた。
情報通信分野のマーケティングやコンサルティング事業を展開するICT総研は、9月8日、「朝ラッシュ時の山手線5G通信速度実測調査」を実施し、その結果を発表した。調査の対象としたのは、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイルの4大キャリア。山手線がもっとも混み合う平日の午前7時から午前9時までの間、各社の5Gプランで契約したGoogle Pixel 10aを使い、それぞれの駅で3回ずつ、Googleの「インターネット速度テスト」で計測を行った。

その結果、山手線の全30駅で各社90回(合計360回)計測した平均値は141.9Mbps。NTTドコモ、au、ソフトバンクがいずれも180Mbpsを超えて上々だったが、楽天モバイルだけは20.6Mbpsと振るわなかった。この傾向は2025年6月に実施した同様の調査でも見られた。ただ今回は全体に速度が上がっている。

回線のつながりやすさでは、全駅での5G+(5G専用電波帯域を使った高速通信)の接続具合を見た。もっとも低い楽天モバイル(73.3パーセント)を除く3社は、いずれも90パーセント前後の高い割合で5G+接続を維持できた。2025年の調査では4Gに切り替わる地点もあったが、今回はほとんどなかった。




