千年オリーブテラス for your wellness|香川県・小豆島
小豆島「樹齢千年のオリーブ大樹」に親しむウェルネス滞在

瀬戸内海の高台で2023年開業。運営は、オリーブ栽培・加工化粧品の製造販売まで自社で行う小豆島ヘルシーランド。施設のシンボルは「樹齢千年のオリーブ大樹」。今も実をつけ続ける。宿が開業したのは2024年から。オリーブの品種名を冠した4室、メディテーションサウナヴィラ「tou」を備え、ネイチャーヨガをはじめ、食べる瞑想などのウェルネス体験を提供。来訪者と共創しながら“1000年続くオリーブの森づくり”をしている。
ume,yamazoe|奈良県・山添
奈良の里山で日常に入り、生きた文化の担い手になる

奈良の里山・山添村で2020年に開いた宿では、豆腐をつくり、山菜を摘み、しめ飾りを結う、その土地の日常を体験できる。店主の梅守志歩は、開業までの3年を、宿づくりより村民との関係づくりに費やした。中心の食材は車で15分の圏内から集め、放置林から出たまきでサウナをたく。スタッフ14人のうち7人が村の住人で、2人が移住者だ。滞在の名は「Satomori Stay」。里の守り手を増やす願いだ。1日3組限定。
Entô|島根県・隠岐
ユネスコ世界ジオパークで、隠岐の自然と人の営みに近づく

島根・隠岐諸島の海士町にある、隠岐ユネスコ世界ジオパークの「泊まれる拠点」。島をまるごとホテルと考え、展示、体験、宿泊を3本柱に滞在を提案する。国民宿舎を前身に、改修・建て替えを経て2021年に開業。テレビを置かない客室から海を望み、「Entô Walk」で大地の成り立ちを伝える。海中展望船やクルージングは、複数の仕事をもつ島の船長たちが担う。雇用を機に移住したスタッフも多く、定住につながっている。
他郷阿部家|島根県・石見銀山
気取らない日常を過ごし、忘れかけた豊かさに出合う宿

世界遺産に立つ、1日2組限定の宿である他郷阿部家。運営は石見銀山 群言堂。武家屋敷の風格を残した空間で、客は同じ時間に食卓を囲み、朝晩の食事をともにする。掲げるのは、暮らしを見世物にしない「生活観光」だ。食材も工芸も体験商品には仕立てず、興味をもった客にだけ案内するスタンスを保つ。「復古創新」の名のもと、暮らしながら建物を繕い、現代の機能を足して継いでいく。営業開始は2008年。
大谷山荘|山口県・長門湯本
神仏習合の物語が伝わる温泉で「恩湯」に親しむ文化体験

山口・長門湯本で1881年創業の旅館をはじめ有志が引き受けたのは、存続が危ぶまれた元湯「恩湯」の再建だった。600年の歴史ある泉源は、曹洞宗・大寧寺が所領する地域の象徴的な存在。その岩盤より自噴する、生まれたての温泉が楽しめる公衆浴場だ。大谷山荘はこの外湯貸し切りや入浴サービスを宿泊プランに組み込み、街へ収益を回す仕組みを構築。恩湯への旅館利用額は再開後36%伸び、24年度以降の恩湯の黒字転換に貢献した。


