今週は、早起きした人にご褒美が待っている。欠けゆく繊細な月が夜明け前の東の空で、火星や木星、1等星のポルックスやレグルスと夜ごと共演し、新月へと消えていく。ハイライトは、9日の未明~明け方に見られる太陽系最大の惑星・木星との大接近だ。北米では日中に木星が月を隠す惑星食が起こる。
月明かりが薄れるにつれて暗い空が戻ってくるので、夜明け前に「黄道光」の儚い輝きを探してみる好機でもある。9月8日(火)からの1週間の夜空の見どころを紹介しよう。
9月9日(水):細い月と木星が大接近
夜明け前の東の低空で、月齢27の細い月が「惑星の王」木星のすぐ上に輝く。肉眼で楽しめる今週指折りの絶景だ。さらに上方へと目を向けると、ふたご座の兄弟星ポルックスとカストルが仲良く並び、その右手に火星が赤く光っている。
9月10日(木):細い月とレグルスが出会う
新月直前の糸のように細い月が、しし座の主星レグルスと共に昇ってくる。この日から9月24日頃まで、明け方の東の空には月がなく暗い状態となるため、日の出前に地平線から三角形に伸びる淡い光の帯「黄道光」を観察する今年屈指のチャンスとなる。
9月11日(金):新月
新月を迎え、夜空から月明かりが消える。ここから数夜にわたり、街明かりのない場所では星団や銀河、天の川を観察するのにうってつけの条件がととのう。
9月12日(土):二日月
日没間もない西の地平線間際に、新月翌日の繊月がかかる。見つけるのは容易ではないが、西側の視界が開けているなら探してみて損はない。右上には水星も位置しているが、太陽の残光の中で見つけるのは難しいかもしれない。
9月14日(月):細い月と金星、スピカが共演
夕方の西南西の低空で、月齢3の細い月と「宵の明星」の明るい金星が大接近する。右側には、おとめ座の1等星スピカが光っている。西側に視界を遮るものがない場所で観察に臨もう。日の入り30分後が見ごろとなる。



