$LAPTOPの由来は、2020年の選挙を揺らしたバイデンのノートパソコン
ハンター・バイデンのノートパソコンをめぐる騒動は、2020年大統領選の直前、ニューヨーク・ポストがそのデータを基にしたとされる記事を掲載したことで政治問題へと発展した。
パソコン修理店の店主ジョン・ポール・マック・アイザックによると、2019年にハンター・バイデンと名乗る人物がデータの復旧を依頼してパソコンを持ち込んだが、その後引き取りにこなかったという。内容を確認したデラウェア州の同店はパソコンを連邦捜査局(FBI)に提出し、そのデータはスティーブ・バノンやルディ・ジュリアーニといったトランプの盟友らにも共有された。
ニューヨーク・ポストや共和党陣営はこれらのデータを使い、ジョー・バイデンが政治的権力を利用してハンターがウクライナで展開するビジネスを支援したという筋書きを展開したが、それを裏付ける信頼に足る証拠は存在しない。一方で、パソコンのデータ内容を分析した結果、ロシア政府などの外部勢力によって改ざんされた形跡は見当たらず、複数の報道機関が少なくとも一部のメールは本物であると確認している。
バイデンは有罪判決の後、父から恩赦を受けた
ウクライナでのビジネスをめぐる陰謀論や、父親の大統領在任中に直面した法的問題を背景に、ハンターは長年物議を醸す存在だった。2024年6月には銃の不法所持関連の3つの重罪で有罪判決を受け、同年後半には別の脱税事件でも有罪を認めたが、父親がホワイトハウスを去る前に全面的な恩赦を受けている。今年に入ってからは自らの意志で表舞台に復帰し、Xのアカウントやニュースレターを開設。ポッドキャストやニュース番組にも頻繁に出演しており、右派の司会者タッカー・カールソンのインタビューにも応じた。なお、父親に関連する自身の不正行為については一貫して否定している。


