世界中の海岸や水路に散乱するごみのうち、最も多いのが捨てられたペットボトルとキャップであることが、最新の調査で明らかになった。
環境保護NGO「Ocean Conservancy」が公表したデータによると、2025年のInternational Coastal Cleanup(国際沿岸クリーンアップ)でボランティアが回収したペットボトルは133万8712本、キャップは88万5854個に上り、この1日限りのイベントでそれぞれ最も多く見つかった品目の1位と3位となった。
たばこの吸い殻は全体で2番目に多く、清掃ボランティアにより119万7920個が回収された。
長年にわたり、米国ではたばこの吸い殻がボランティアによって最も多く回収される品目だった。報告書は、禁煙ビーチの指定など、この種のごみに対処する市や自治体の法律が現在1200件を超えていると指摘している。
1986年に第1回の国際沿岸クリーンアップが行われて以来、これまでに約2000万人のボランティアが地域の活動に参加し、世界各地のビーチや水路から1億5000万ポンド(約6万8000トン)以上のごみを回収してきた。
このイベントは毎年9月の第3土曜日に開催されるが、規模が非常に大きくなったため、数千件の清掃活動が9月を通して世界各地で実施されている。
同団体の海洋ごみデータベースは、科学者や自然保護団体、政府に海洋ごみに関する情報を提供する目的でも利用されている。
そのデータは査読付き論文で約300回引用されており、そのうち163本の研究は過去5年間だけで発表されたものだ。
最近では、レジ袋禁止がレジ袋による汚染の減少につながることを示す査読付きの研究にも使われた。
報告書は「国際沿岸クリーンアップは、科学者や政策立案者にとって、私たちの介入や解決策がどれほど効果的であり得るかを確認する接点であり続けるだろう」と述べている。



