CEOs

2026.09.10 17:15

経営者の8割が睡眠に悩みあり 「眠れていない社長」ほど職場環境を実態以上に感じる傾向に

AdobeStock(写真はイメージです)

AdobeStock(写真はイメージです)

経営者は日々、会社の将来や事業、従業員などについてさまざまな判断を迫られている。仕事を終えても「頭の中では仕事が続いている」という人も少なくないようだ。株式会社ECOTONEが全国の経営者515人を対象に実施した『経営者睡眠実態調査2026(ウェルビーイングな働き方(Well-Working)に関する基礎調査2026第2弾)』によると、経営者の約8割が睡眠に何らかの悩みを抱えていることがわかった。

【調査概要】
調査名:経営者睡眠実態調査2026(ウェルビーイングな働き方(Well-Working)に関する基礎調査2026第2弾)
調査目的:大企業・中堅企業・中小企業を対象に、経営者の睡眠の実態を定量的・定性的に明らかにするための調査
調査期間:2026年3月23日~25日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20~69歳男女の有職者(経営者:大企業/中堅企業/中小企業)
回答者数:515サンプル(大企業103/中堅企業206/中小企業206)
※調査全体の回答者数は1339サンプル
※従業員規模:大企業経営者=2000人~規模、中堅企業経営者=100~2000人規模、中小企業経営者=~100人規模
集計方法:SCR出現状況と人口動態に基づきウェイトバック。本文・図表に記載のnは実回答者数(ウェイトバック前)、数値はウェイトバック後の集計値
調査企画・分析:株式会社ECOTONE、QO株式会社/実査:株式会社マクロミル

理想より短い、経営者の睡眠

現在の自身の睡眠について「とても満足」「やや満足」と回答した「睡眠満足層」は44.7%。「睡眠に関する悩みが特にない」と答えた人は20.9%にとどまり、約8割の経営者が何らかの睡眠の悩みを抱えていた。理想とする睡眠時間は平均7.3時間だったのに対し、現実は6.2時間で、1.1時間足りていなかった。

睡眠満足度によって比較すると、理想の睡眠時間は満足層も不満層もいずれも7.3時間と変わらない。実際の睡眠時間は満足層が6.8時間、不満足層が5.1時間。理想と現実の差は満足層の0.5時間に対し、不満足層では2.2時間まで広がっている。

<図1>経営者の睡眠満足度別 理想と現実の睡眠時間

睡眠の問題は時間だけではない。睡眠について悩んでいることや改善したいことを自由回答で尋ね、回答を分類したところ「脳の過覚醒・入眠障害」と「ストレス・予期不安」が合わせて137人となり、経営者の4人に1人以上が、体を休めても思考が止まらない状態を訴えていた。

自由回答では「退勤後も未完のタスクが頭から離れず、思考を切り替えられない」「布団に入っても、翌日の仕事の優先順位やトラブル対応を考えてしまい、寝付きが悪い」「責任の重い立場のため、休息をとること自体に無意識の抵抗がある」といった声が寄せられている。

具体的な睡眠の悩みを見ると、不満足層で最も多かったのは「眠りが浅い/熟睡できない」で55.2%。満足層では4.4%で、50.8ポイントの差があった。「夜中に目覚める」「寝ても疲れがとれない」でも両者に大きな差が見られた。一方で「トイレで起きてしまう」は満足層32.6%、不満足層32.9%で、16項目の中で唯一ほとんど差がなかった。

<図2>経営者の睡眠満足度別 睡眠における具体的な悩み

次ページ > 経営者の睡眠の満足度と「幸福度」の関係性

文=福島はるみ

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事