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2026.09.07 08:48

AIソロプレナーは本物か、そもそもあなたの会社は存在すべきなのか

Adobe Stock

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資本主義と、それを動かし続けてきた企業には、常に懐疑論者がいた。そして2026年、新たな競合の一群が現れた。そもそも彼らを競合と呼ぶのが適切であれば、だが。

AIソロプレナーは、ビジネスにおける最も古い問いを再び俎上に載せている。すなわち、そもそもなぜ企業が存在すべきなのかという問いだ。彼らとそのエージェント組織を巡る話題には事欠かないが、その喧騒を切り抜けてFortune 500企業にも通じる教訓に至るには、私たちがすっかり忘れかけていた問いに立ち戻る必要がある。

そもそも、企業はなぜ存在するのか。

企業の誕生

ロナルド・コースは、ある問題を抱えた若い経済学者だった。

彼は、産業界のあちこちに突如として現れた企業や工場を、自由市場という大海に浮かぶ島々であるかのように説明したいと考えていた。今日、私たちは企業の存在を当たり前のように受け止めているが、それらは決して不可避の存在ではなかった。人類の歴史の大半は企業なしで営まれてきたし、現在でも、その設立がどの程度許容され、推奨されるかは、国や地域によって大きく異なる。

コースは経済学者らしく企業を分析し、方程式の中に企業のようなものが生まれる単純な理由を見いだした。適切な条件下では、企業は調整問題に対して私たちが持つ最良の答えなのだ。誰を観察するかによって、会社経営はプライベートジェットで都市を渡り歩くことにも、年次総会に延々と付き合うことにも見えるが、その本質は、何百、あるいは何千何万もの見知らぬ人々を単一の目標のもとに結集させることにある。

長きにわたって、企業はまさにそれを行うための最も効率的な手段だった。

コースの導き出した答えは、「企業は、自社内でさらにひとつの業務を行うコストが、市場でそれを調達するコストと等しくなるまで、業務を内製化し続ける」というものだった。そこから発展したすべての理論は、いま見直しを迫られているかもしれない。なぜなら、AIソロプレナーたちが台頭するこの時代に、コースの理論と企業をどうやって存続させればよいのだろうか。

AIソロプレナー

今年初め、私と同僚は、1980年の有名な実験である「アクセルロッドのトーナメント」をアレンジしたアイデアを練っていた。この実験は、政治学者のロバート・アクセルロッドがゲーム理論家たちにコンピュータプログラムとして戦略を提出させ、「囚人のジレンマ」のゲームを何度も戦わせたものだ。

私たちのアイデアは、CEOや創業者たちに「人間立ち入り禁止」のビジネスケース・コンペティションへの参加を募るというものだった。コード自体が収益を上げ、1四半期後に誰の創造物が最も多くの資金を稼いだかを確認する。最初のスポンサーも確保し終えたまさにその時、世界がすでに先を越しており、私たちのプロジェクトが完全に無意味になっていることに気づいた。OpenClawが立ち上げられ、しかもそれにはOpenAIの支援がついていたため、もはや私たちのプロジェクトに有意義な研究上の問いは残されていなかったのだ。

人々がMac Miniを考え得るあらゆる用途に使い始めると、それらを中心に1つの経済圏が立ち上がった。

今日では、眠っている間に会社を運営するという大胆な約束を掲げるPolsiaのように、ソロプレナーに特化したハブがいくつも存在する。Cofounderのように、より大きなコントロールを約束するものもある。そして単に自分のエージェントを欲する人々のためには、エージェントそのものにサービスを提供する企業群がある。EnsoSkyfireから、Nevermined、そして新たな調整経済の一部になろうと意欲を示す何百もの企業までだ。そうした企業が次々と登場するにつれ、会社を立ち上げることは急速にプロンプトを入力するのと同じくらい簡単になり、従業員の管理はコネクターを扱うのと同じくらい容易になりつつある。学者たちでさえ考え込むほどだ。

人間が調整すべきものとして、何が残るのか。

私たちはこの企画を白紙に戻し、代わりにそれぞれの所属機関でAIの運用方法を教えることにした。そして、私が経営幹部との仕事に持ち込んでいる主要な教訓は、これらすべてが今後の戦略にとって何を意味するかである。

いま求められていること

オペレーションの側面は、長らく経営科学の中心的な関心事だった。そこが厳しいボトルネックだったからである。

だが今後数年のうちに、その多くは実質的に解決されているだろう。AIソロプレナーは今日、紛れもなく現実の現象である。誇大な期待がどこで現実と交わるのかについては、まだ結論が出ていないにせよ、だ。確かなのは、このすべてが既存企業の大群にとって何を意味するかである。14歳の子どもがクレジットカード1枚であなたの組織図をコピーできるとき、コースの定理から最後に残るものは、あなたの戦略と仮説だけだ。

経済学者たちは、企業がどのように存在するに至り、何に秀でると期待すべきかを説明したのかもしれない。一方で、そのすべての「なぜ」は、サイモン・シネックのような人々に委ねられてきた。だがその問いが、今日ほど重要だったことはない。
これから勝つ組織は、自らの存続がかかっているかのように、その「なぜ」をより明確にしていくことになる。

それが、より広範な「なぜ」や共有されたアイデンティティのもとで私たちを調整する巨大コングロマリットを意味するのか、それとも、より限定された「なぜ」の周囲に構築された、パーパス(存在意義)に満ちた小規模な企業を意味するのかは、市場の判断に委ねられる。だが私たちはすでにその双方の兆しを目にしており、ブランディングさえも、その根底にあるパーパスを軸に、これまで以上に緊密に共進化し始めている。

そうなると残るのは、AIが代わりを務められない唯一のものだ。つまり、あなた自身と、あなたの神経細胞の塊が、自分がなぜそのすべてをしているのかを正確に理解していることである。それによって初めて、誰かにそれを買ってもらうよう説得できるかもしれないし、あなたに加わるよう促すことさえできるかもしれない。

おそらく今こそ、自分たちのパーパスを改めて点検し、競争相手より少し先んじるべき時なのだ。

forbes.com 原文

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