教育

2026.09.07 08:43

シカゴ大学、AIなどテクノロジーの使用禁止をさらに多くの授業に拡大

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シカゴ大学は今秋から、社会科学コア科目でAIの使用を禁止する。この決定は、シカゴ大学の独立系学生新聞Chicago Maroon最初に報じたもので、同紙が入手した社会科学カレッジ部門(SSCD)のメモに記されていた。

社会科学コアは、同大学が一般教育課程の一環として学部生に履修を義務づけている9分野の1つだ。3科目の連続履修で構成され、学生は通常、人文学コアとライティングコアの要件を修了した後、2年次の秋に履修する。学生はどの社会科学シーケンスを履修するかについて複数の選択肢を持つが、いったん始めた後は同じシーケンスにとどまることが求められる。

SSCDマスターのジェニー・トリニタポリによるメモは、新方針について「我々のシーケンスは、AIのない教育環境として理解するのが最も適切だという強いコンセンサス」を反映したものだと示している。さらに、「近年は科目ごとに実践が異なっていたが、2027学年度のシーケンスは、総体として『アナログ』授業として教えられるよう設計されている」としている。

学生は課題文献を紙で読み、デバイスを使わずに討論に参加することが求められる。授業中にノートパソコンやデジタルテキストの使用が認められていた従来とは対照的だ。メモは「カレッジでのより高度な学修の土台を築くことを意図し、SOSCコアではまず、従来の見解や主要なイデオロギーの枠を超えて読み、書き、考える力を身につけさせるのと同様に、AIに依存せずに読み、書き、考える力を学生に身につけさせる」と付け加えている。

この方針には、以下の要素が含まれる。

  • 対面での授業出席を義務づける。
  • 授業での討論や講義の録音・録画を禁止する。
  • 教室は「デバイスフリーの空間」とし、ノートパソコン、携帯電話、ウェアラブルAIデバイスの使用を原則禁止する。
  • 学生は、人工知能ツールの支援を受けずに、課題を独力で完了することを義務づけられる。
  • 科目の目的や学習目標を損なわない合理的な学業上の配慮は認められる。

メモは「AI支援による採点は、教員が人間による採点と照らしてその妥当性を慎重に評価している場合を除き、SOSCコアにはふさわしくない」とし、同コアのすべてのシラバスは人間の研究者が作成するとしている。

また、この方針は、AIを授業に取り入れたい教授に対し、部門の指導層と協議したうえで「慎重な実験的取り組み」を行う余地も認めている。教員は「特定の目的のために、デバイスフリーの規範に例外を設ける」ことが認められる。「例えば特定の日に、学生がノートパソコンを持参し、データセット内の集計表を共同で検討したり、コードのトラブルシューティングを行ったり、文章1ページを改稿したり、引用慣行に関する手引きを得てショートカットを学ぶために図書館のウェブサイトにアクセスしたりするよう求められることがある」。ただし一般には、「学生はノートパソコン、タブレット、電話をかばんの中にしまい、サイレントモードにしておくことになる」としている。

シカゴ大学が教室でのテクノロジー使用を禁じるのは、これが初めてではない。7月には同大学ロースクールが新たなAI制限を発表した。AI時代の法学教育の再考の一環として、ロースクールは1年次の基幹科目で電子機器の使用を禁止する試験的取り組みを行う。今秋に発効予定のこの計画は、卒業生、実務に携わる弁護士、教員、学生、その他のステークホルダーとの数カ月にわたる協議の結果として策定された。法学生が「AIとともに、AIなしで、AIについて」考えることを学ぶのを助けることで、基礎的な法的技能を強化し、実践的なAIの知見を築くことを意図している。

シカゴ大学の他のコアプログラムのシーケンスでもAI禁止が導入される可能性があるかどうかは、現時点では不明だ。また、他の大学がどの程度、同様の「アナログ」授業要件を採用するかも明らかではない。各大学は、新しいAI技術の適切な使用について学生をどう訓練するかに苦慮している。その一方で、メモが言及する学生の「自ら考える自由、教室内の他の(身体を持たず、人間ではない)声の不協和音に妨げられず互いに耳を傾ける自由、間違いを犯す自由、そして過去の思想家や我々、同級生と誠実に、対面で向き合う中で考えを変える自由」を犠牲にしてはならないためだ。

forbes.com 原文

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