iPhone7に噂される5大変化 「ライトニング廃止説」も

iPhone 7 concept. Image credit: Marek Weidlich

多くの人がiPhone 7の発表を心待ちにしていることだろう。モデルナンバーが繰り上がるということは、大ヒットとしたiPhone 6やiPhone 6 Plus以来の大きなモデルチェンジとなることを意味するが、噂される新機能は予想以上に斬新だ。

ニュースサイト「G for Games」が中国版TwitterのWeiboから収集したリーク情報によると、アップルは少なくとも5種類のプロトタイプをテストしているという。

噂1. Lightningポートの廃止
最も大きなインパクトがあるのがLightningの廃止だろう。USB Type-Cは新MacBookにも搭載され、アップルが採用を進めている規格だ。今後アンドロイド端末の多くもType-Cにシフトし、スマートフォンの充電規格が統一されることが予想される。しかし、Lightningポートは2012年にリリースされたばかりなので、同規格の端末やアクセサリを所有しているユーザーは混乱するかもしれない。

噂2 . ワイヤレス充電の搭載
ワイヤレス充電の標準規格と互換性を持たせるのか、アップルが独自の規格を作るのかは不明だが、これまでアップルが新技術を導入してきたやり方を考えれば、ケーブル充電より高速な方法が提供できなければ実装しないだろう。(これは次世代の標準規格で実現に近づくと考えられている)

噂3. 「3D Touch」のマルチタッチ化
アップルは現在、マルチタッチと3D Touchを組み合わせた技術をテストしていると言われている。例えばスクリーンを指2本で軽くプレスすると前画面に戻り、指3本で強めにプレスするとホーム画面に戻るといった操作が可能になる。しかし、この機能がどれだけ実用的かは疑問が残る。3D Touchは他社製品との大きな差別化ポイントであることは確かだが、導入したばかりの技術を次のモデルで仕様変更することは大きなリスクでもある。

噂4. デュアルカメラの搭載
「6S」発表の際は技術が未完成でデュアルカメラ搭載が見送られたと言われている。6Sのカメラも優れていたが、競合製品に圧倒的な差をつけることができなかったため、iPhone 7ではデュアルカメラをキラー機能として搭載し、他社と差別化を図ることは十分考えられる。

噂5. 指紋認証センサーをディスプレイ上に搭載
実現すればホームボタンをなくしてディスプレイ面積を増やし、同時にディスプレイ上にロック解除機能を持たせることが可能になるが、技術面で準備ができているかは不明だ。アップルが指紋認証技術の特許を申請していることから、実現に向けて積極的に取り組んでいることは確かだ。

どの情報を信じれば良いのか?
アップルが5つ全ての試作品に取り掛かっていたとしても不思議ではないが、全機能を備えたスーパーiPhoneを2016年にリリースする可能性はかなり低いと言える。それよりもシンプルな変更であるはずの有機ELディスプレイの搭載が撤回されたことが噂となっている。

それでも、iPhone 7が画期的な新デザインになることは確かだろう。「6S」と「6S Plus」はセールス的には大成功だったが、画期的大変革をもたらしたとは言えない。アップルが売上高の60%をiPhoneで稼いでいることを考えると、2016年はiPhone 7に全力を尽くすことは間違いないだろう。

編集=上田裕資

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