ビットコインは過去1カ月間で急騰し、米ドルの「デス・スパイラル」への懸念が高まるなか、1ビットコインあたり8万ドルまで上昇した。
今週、ビットコイン価格は8万2000ドルを突破した。トレーダーらが今月下旬の米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測を後退させたこと(および米財務省の大きな発表への期待)が背景にある。
しかし、8月の米雇用者数が予想を大幅に上回ったことで、FRBの利上げ確率が高まり、ビットコインは下落。ドナルド・トランプ米大統領がFRBとの対立を再燃させる事態となった。
「私が言いたいのは非常にシンプルなことだ。我が国は世界で最も低い金利を享受すべきだということだ」と、トランプは大統領執務室で記者団に語ったと、CNBCが報じた。
これに先立ち、トランプは自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、FRBが利下げしない限り、米国が貿易赤字を抱える国との貿易を停止すると投稿した。エコノミストで金投資家のピーター・シフによれば、これは「物不足によって物価と失業率が急上昇し、米国経済を崩壊させる」ものだという。
「米国はほんの少し前と比べてはるかに強固な信用力を持っているのだから、金利を引き下げるべきだ」とトランプは投稿し、大統領執務室ではさらに「多くの国との巨額の貿易赤字……こんなことが起きること自体、決して許されてはならなかった。適切に扱われないなら、われわれはそうする(貿易を止める)」と付け加えた。
市場は現在、9月16日のFRB利上げ確率を約60%と織り込んでおり、週初の据え置きと利上げが五分五分だった水準から上昇している。
トランプは、新たに任命したFRB議長のケビン・ウォーシュに「賢明になれ」と呼びかけ、FRB理事会には「たまには愛国者になれ」と迫った。



