急速に進むデジタル化や社会構造の変化に伴い、次世代を担う子どもたちに求められるスキルも多様化している。学校教育のあり方に対する関心が高まる中、保護者が本当に子どもに学ばせたい授業とは何なのだろうか。進学情報メディアの「塾選ジャーナル」が実施した小中高校生の保護者150名を対象にしたアンケートから、現代の親が抱く切実な実態が浮かび上がった。
それによると、学校で扱ってほしい、あるいは充実させてほしい授業を調査したところ、今流行りの「生成AI」(25%)ではなく「お金」が67%で最多となった。また、同様の質問を単一回答で尋ねた場合でも、中学生の保護者で24%、高校生の保護者では36%が「お金」を選択し、学年が上がるにつれて実生活に直結する金融教育への期待が高まる傾向が見られる。


保護者がお金の授業を求める背景には、自分が社会人になって税金や保険、資産管理などの知識が不足し苦労した経験から、早い段階で基礎を身につけさせたいという声が目立つ。さらに、スマートフォンを通じたオンライン契約やサブスクリプションのトラブルを未然に防ぎたいという防衛意識や、低金利時代における資産形成の必要性も理由に挙がっている。親自身が子どもに分かりやすく教えることの難しさも、学校教育への期待を後押しする要因のようだ。



