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2026.09.05 08:00

テスラ「サイバーキャブ」配車開始、米当局が安全基準適合を調査──株価は約6%下落

Dan Race - stock.adobe.com

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米国の連邦安全規制当局が、テスラの新型電気自動車「サイバーキャブ」について、テスラが安全性を十分に確保しているかどうかを調べ始めた。サイバーキャブはハンドルもブレーキペダルも備えない車で、テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスクは完全自動運転車だと主張してきた。調査は、テスラがサイバーキャブを使う商用配車サービスを米国時間9月3日に始めた翌日に動き出した。

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、サイバーキャブが米国のすべての車両基準を満たしているとテスラが適切に認証したかどうかを、調査で見極めるとしている。米国では自動車メーカーが自ら基準への適合を認証する仕組みになっており、テスラもサイバーキャブが全基準に適合すると認証し、その旨をNHTSAへ届け出ていた。NHTSAは声明で「今回の執行措置は、テスラがテキサス州オースティンで無人のサイバーキャブを商用展開したことを受けたものだ」と説明した。

NHTSAのジョナサン・モリソン局長は「NHTSAは自動運転車の安全な開発と展開を全面的に支持している」と述べた上で、「しかし連邦の規制当局として、すべての法令が守られているかを確かめなければならない」と続けた。

安全基準の特例を申請せず、テスラは商用運行に踏み切った

テスラは9月3日、オースティンで招待客だけを集めた発表会を開き、サイバーキャブを使う事業を披露した。発表会はライブ配信されなかった。あわせて、金色の車体を持つ2ドアのサイバーキャブを利用者が呼び出せる新しいアプリも公開した。乗用車の新型モデルをテスラが投入するのは数年ぶりになる。サイバーキャブを消費者へ直接販売するのか、それとも自社で保有する車両を使った配車サービスだけに用いるのかは、米国版記事掲載時点でも明らかになっていない。

アマゾン傘下で自動運転車を開発するZoox(ズークス)も、ハンドルとペダルを持たない専用の車両を運行している。ただしZooxは、連邦の安全基準を一部適用しないよう求める特例をあらかじめ取得している。テスラは商用の車両でサイバーキャブを走らせるにあたり、この特例を申請していなかった。米運輸省は、ハンドルやペダルのない車が公道を走れるように安全規則を改める案を示しているが、規則の改正はまだ確定していない。

NHTSAは、この規則の見直しについて「こうした重要な更新を完了させ、米国で自動運転技術の革新を阻む不要な障壁を今後数カ月のうちに取り除くことを心待ちにしている」と表明した。その上で「ただし、その作業が終わるまでは、現行の基準が効力を持ち続ける」と付け加えた。

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