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2026.09.05 13:15

AIが自らを複製し「金と権力を求める」──元OpenAI研究者が多数出現を警告

Dmytro - stock.adobe.com

進歩と安全は両立すると訴え、アキアムはOpenAIを退社

アキアムは2017年に研究インターンとしてOpenAIに入った。LinkedInによれば、その後はリサーチサイエンティスト、ミッションアラインメント責任者、「チーフフューチャリスト」を歴任している。チーフフューチャリストを務めたのは、2026年2月から7月までだった。

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チーフフューチャリストに就いた際、アキアムはOpenAIのブログで、AIが将来世界にどのような影響を与えるかを研究するのが自分の役割だと説明した。「AI研究は、これまでのどの比較対象よりもSFに近い速度と方向で進んでいる」とも書いている。役割の重要な部分は、「先回りして、何がうまくいかなくなり得るかを見極める」ことと、問題に早い段階で手を打つことにあるとした。

2026年7月、アキアムはXへの投稿で退社を明らかにし、AI開発における安全性の重要性を強調した。「進歩か安全かは、どちらか一方を選ぶ問題ではない。明確に『両方』だ」と書き、AI開発に伴う「富と権力に気を取られやすい」とも述べている。OpenAIに対しては「より民主的」になるよう促し、「ここでの仕事は全人類に影響する。全人類がいずれ何らかの形で意見を反映させられるようにすべきだ」と記した。

マスクに「ばか者」と呼ばれた経緯を、アキアムが法廷で証言

2026年5月、億万長者でOpenAI共同創業者でもあるイーロン・マスクとサム・アルトマンが争った注目の裁判で、アキアムは証言台に立った。証言によれば、アキアムは2018年にマスクと「張り詰めたやり取り」を交わしている。やり取りの場でマスクは、数十人のOpenAI社員を前に同社を離れると伝えていた。

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マスクは「OpenAIが進む道全体に対する不信をにじませ」、AIの追求について「無謀な」提案を示した。そこにアキアムが異を唱えると、マスクは「かっとなって私をばか者呼ばわりした」という。

AI企業を去る元社員が相次ぎ、退社時に厳しい警告を残す

AI企業を去る際に、技術の将来について厳しい警告を発した元社員は、OpenAIにも他の企業にもいる。

2026年2月9日には、Anthropicで安全対策の研究チームを率いていたムリナンク・シャルマが、退職に関する書面をXへの投稿で公開し、「世界は危機に瀕している」と警告した。Anthropicにいた間、「自分たちの価値観に自分たちの行動を委ねることがどれほど難しいかを、繰り返し目にしてきた」と述べている。「最も大切なものを脇に置けという圧力を、私たちは絶えず受けている」とも書いたが、具体的な中身は示していない。詩の学位取得を目指すとも記したこの書面は、Xで1500万回を超えて閲覧された。

OpenAIの元研究者トム・カニンガムは2025年に同社を離れた。AIの使われ方に批判的な研究をOpenAIが公表したがらなくなり、不満を募らせていた。カニンガムは社内メッセージでそう述べたと伝えられている。AIの安全性を研究する「スーパーアラインメント」チームで共同責任者を務めたヤン・ライケは、2024年5月にOpenAIを退社した。「会社の中核となる優先事項をめぐって、OpenAIの経営陣とかなり長い間意見が合わなかった」と語っている。

forbes.com 原文

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